2月28日
勤務校の卒業式
親知らず抜歯翌日の俺は、痛みに顔を顰めながら参列。
1年間仕事を終えた、となんか自分にとってもケジメのような儀式でもある。
式の後は、特進コースのホームルームに参加。
いつも、このシーンはグッとくる。
色々な生徒がいて、それぞれの思惑があるだろうが、いい顔を皆していたね。担任の先生が割と、皆が素を出しやすい空気を作ってきているクラスだったので、居心地はよかったのだと思う。
総合進学コースのホームルームにも行きたかったのだが、顔を出せなかったのが1つの心残りである。数学を武器に受験を戦うメンバーが少なかったが、好きなクラスだった。挨拶したかった。残ってたメンバーとある程度写真とれたのは救いだった。
さて、簡単に特進メンバーには話をしたが、ふられるタイミングが予想外に早くてまとめきれてなかったのでメッセージを送りたい。
皆様、卒業おめでとうございます。
これから新しいステップに進まれることを心より祝福いたします。
今日の感動や感謝は忘れるな、とは言わないけど時折思い出してください。
これから皆さんが進まれる道は大人への道。自分の行動に責任を持ちつつ、自分で決断しなければいけません。正直甘くないです。
明るい未来なんか転がっていません。山添の殿がおっしゃる通り、世の中は理不尽の塊です。あと現実はシビアです。本当の夢が夢のまま終わることの方が多いです。ガキの頃に比べると夢のスケールは小さくなってるとは思いますが、そんな夢でもなかなか叶えるのは困難です。
じゃあ暗黒に満ちているのでしょうか?
何もしなければ暗黒のまま。
しかし、暗闇の中でこそ光は輝き、輝きを放てるかどうかはあなた次第です。努力は方向性、時間、質、全てが伴わないと目に見える効果が少ない儚いものですね。なんのために努力をしますか?光を放ちたい、それは幸せのため、であることは間違いないでしょう。
幸せ、て、何でしょうか?
人間は欲望の塊です。
夢、目標は達成しても、そこで満足することは決してありません。
あと、ラク、は幸せとは違います。自分へのご褒美で高い買い物をしたり、海外旅行にいく、ことが幸せでしょうか?
そのようなラク、は一時的なものです。長く続きません。終えれば金が減り、また働いて次なるラク、のためにまた長い時間しんどい時間を過ごさなければいけません。
ちなみに、そのラク、が永く続いたとしましょう。それが当たり前になりマンネリ化すれば、それはラク、ではなくなります。
不労所得を得ている人を除けば、人間はだいたい仕事をしている時間が最も長いです。その時間を快にするしかありません。好きなやり甲斐ある仕事に就いて、刺激を受けながら生きることかな、て思います。それが自己成長に繋がり、結果を出すために努力できます。
簡単にそんな仕事が見つかるか、見つけたとしても就けるか、てなりますね。事実、殆どの人は達成できていないです。今やりたいこと、は、本当にやりたいことでしょうか?強制的に動機づけられたものではありませんか?
恋愛は同じで自分で見つけて自分で好きにならないと続かないものでしょう。もちろん、付きあってるうちに好きになる、こともあるとは思います。
次は好きになったから手に入るか、ということです。ブラウン管越しに見る芸能人に憧れたとしても、自らの手中に収めうるか、と言われたらそうは絶対にならない、とは言わないまでも極めて確率は低いですよね。
僕は、仕事も似ていると思います。
快なる仕事とは
1、自発的に好きになるもの。
2、成功する確率の高いもの
そして
快なる仕事×積極的努力=成功、富
なのかなー、て考えます。
私自身に当てはめます。
単純に
運動×
頭脳○
としましょう。
運動スキルを伸ばすのは並の人の倍はかかる。しかし、学問の習得効率は高い。それが私です。
あと、惚れっぽい性格です。
小学生時代
清原に憧れ、野球をするも芽が出ない。アダ名がドカベンと言われるくらいの太り方。
中学生時代
当初はバレーボールに燃え、運動スキルはかなり向上。清水市立商業GK川口能活選手のプレーに魅せられ、バレーボール引退後GKになる夢をもつ。
高校生時代
京都府では強豪に分類されていた洛南高校サッカー部にシロートの分際で入部したものの、うまいやつに揉まれ、上達をし、ある程度のレベルになる。
浪人時代
自主トレに燃えながら、代ゼミで勉強。予備校講師という職を目の当たりにする。
大学生時代
サッカー部に入部。練習して国公立大卒のサッカー選手になるとほざいて部活に打ち込むも、この頃から現実的な成功率を意識する。
僕は昔から、ヒーローに憧れる単純な傾向がありました。ただ、その憧れがスポーツからしか感じなかったですが、大講義室で惹きつける予備校講師の姿に生まれて初めてスポーツ選手以外に憧れました。
それで、スポーツ、頭を使って話す、いずれが僕にとって確率が高いかを考えたら、自ずと頭、になりました。サッカー部をやめて、塾のバイトに応募。初めての塾のバイトは高い競争率を勝ち抜いて時給5000円の高等進学塾。そこが原点で今に至ります。
一応就活もしました。大学院生やりながら勤務していた大阪予備校、北予備校が生徒減で潰れたからです。しかし、わかったことは、僕は会社のために全力で働くエンジンはもっていない、ということだけ。だから、フリーの予備校講師という仕事を続けることを選びました。就活経験自体はとても貴重な体験でしたししてよかったです。
14年間、そりゃもちろん、迷い、葛藤、嫉妬、色々な気持ちになりました。当初の予定ではもっと全国区の先生になってる時期です。それなりに収入はもらえてますが、全くもって不満です。もっと努力して上にいきたいと思えるのは恐らく、快なる仕事をしているからでしょう。
よく、10年後の姿がどうなってるか想像できますか?とか聞かれます。
全くわからないし、同じ仕事をしているとも限りません。どんな仕事に出会い、また、ターニングポイントがあるかわかりません。もっと自己適性を満たす成功率の高い仕事を見つけたり、創りだせたりすれば僕は迷わず転職するでしょう。人の上にいきたい野心だけは常にメラゾーマですから笑
さて、皆さんがそんな仕事に出会えるのかな、てことですが、出会えてない人が多いでしょう。もしかしたら今は存在してないかもしれませんね。
今選んだ進路に固執はしないでください。あくまで仮の進路だと思います。出会える確率を上げるには、積極的に周りを見るしかないでしょう。進学される方も社会人になる方も、興味をもったことはとりあえずやってみる。その場が楽しい、楽しくない、だけで判断しないで、少し続けてみる。スポーツも多少うまくならないと楽しさがわからないでしょ?読書や、ニュース、サークル、旅行、留学など、様々な見聞を深めてみてください。
あと、情報やメディアを鵜呑みにせず、自分で考えて決めてくださいね。セミナーとかは皆さんを必ず惹きつけますが、その後に冷静にならないといけません。悪徳もの、美味しそうな毒リンゴもたくさんあります。気をつけながら行動しましょう。
そして、成功率高いものを選びましょうね。自己の適性は最終、自分しかわからないのですから。誘惑、理不尽がひしめきつつも、自分次第でどんどん明るくできるのが現代だと思います。
偉そうに長く書きました。結婚もできてない34歳黙れ、とか思ってる方もいらっしゃるでしょうが、一応教師としてメッセージの一部を書きました。眠くなってきたので終了します。言いたいことは尽きませんが。。
原稿やらな。。
ブログ書いてる場合じゃねー^ ^