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投手のファンになったからには見たかった完封試合。石田裕太郎さんがマダックスを成し遂げた時、彼のファンでもあるから嬉しかった一方、頭にチラリと平良拳太郎さんのことが過ったのです。「ああ、新人に先を越されたな」と。

平良投手は良い投手であることは間違いないけれど、スタミナがある方ではなく、また変則投手は慣れてくると合わせやすいとも言われるから2巡目3巡目と回を追うごとに被打率が上がり、難しいかなと思っていました。

しかし、ナイターでも気温が30度を超える過酷な環境、且つ中継ぎが連投しているチーム状況の中、やってくれました。

完封を成し遂げたのは勿論彼だけの功績ではなく、バックの盛り立て、特に関根選手の献身的なプレーが大きかったと思います。

ヤクルトが暴走気味だったとは言え、内野の中継に素早く返球した判断は、私が見たかったプレーでした。

ヤクルトにはベイスターズの外野を舐めているような走塁を神宮でもやられました。その時は成功しており味をしめていたのかも。きっちりと釘を刺す形にした関根選手は天晴れ。

平良拳太郎さんがベンチ前で何度も笑顔で関根選手を迎え入れていました。

そう、私はベンチ上の席におりました。

チケット発売日に平良投手が投げるなんて知る由もないからたまたまでした。

たまたま先発して、たまたま完封した。

プロ11年目での初完封は珍しいらしい。

11年目以上の初完封はロッテ西野勇士投手以来5年ぶり。ベイスターズでは43年ぶりだそうです。

本人も相当嬉しかったのでしょう。

これまでみた中で1番の全開の笑顔でした。

本当に良かった!

9回裏にツーアウト1、3塁になった時のファンの「平良」コールは感動しました。「完封しろよ」と球場全体が後押しする、そんなホームファンの意思を感じました。試合内容にガッカリすることも多いけれど、こういう強く選手を後押ししようとする雰囲気が私をスタジアムに足を運ばせます。

そしてファンの思いを受けて最後のバッターを三振にとるとマウンドで大きくガッツポーズ。

満面の笑顔で祐大捕手に抱きつきにいく姿は彼が乗り換えてきた色んな思いが詰まったものの発露に見えました。

いや、実際のところは分かりませんよ。

本人じゃないもの。

でも私はファンとしてとても嬉しかったのは確かです。

ファンで良かった。

もっと成績の良い投手は沢山いるけれど、彼を応援してきて良かったな。

ファンとしてもっと喜びたいから、これからも更なる進化を願っています。

ファンというものは貪欲なもので最高の試合をみた次の日には次の最高を求めちゃいます。

マウンドで躍動する平良拳太郎さんをもっともっともっと見たいのだ。


↓ここまでの笑顔は相当珍しい。


↓目の前で見られたの☺️


↓ナイスバッテリーでした!


↓本当に素敵な笑顔の二人だったのに渾身のピンぼけ。私の撮影能力の進化も望まれます。