安倍政権で景気は回復しているのか?!

従来であれば政権発足後、日がたつほどに政権支持率は低下するのが一般的です
が、今回の安倍政権は、逆に上昇の一途をたどっています。
 
安倍さんが2度目の政権ということもあり、マスコミ対応の仕方や政党との関係、
官僚との関係等、良好な空気の作り方も熟知されているようです。
安倍降ろしを露骨に行っていた某新聞まで最近は安倍政権を褒めちぎっています。
いったいどうしたことか!?と思うのは私だけではないと思います。
日本経済のムードは申し分ありませんし、このまま進めばいずれ実体経済にも
良い影響を及ぼしてくると思われます。
 
『連休明け7日の東京株式市場は、海外株高や外国為替市場での円安基調を
背景に幅広い銘柄が買われ、全面高となった。
日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反発し、終値は前営業日比486円20銭高の
1万4180円24銭と今年最大の上昇幅を記録。
2008年6月19日以来ほぼ4年11カ月ぶりに終値で1万4100円台を回復した。』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130507-00000056-reut-bus_all
 
名目GDP成長率が3%になることを景気が良くなるというならば、アベノミクスで
景気は良くなると思います.
日銀黒田総裁の異次元金融緩和による景気刺激は、かなり有効に機能しており、
金融機関は国債での資金運用を禁止されたも同然で、しかも手持ちの国債さえ
日銀に売却せざるを得ない状況です。
 
過剰ともいえる手元現金をどのように運用するかで頭を悩ましているのでは
ないかと思います。
従って金融機関としては、企業融資を活発化して、設備投資や新規事業投資を
進めたり、不動産や有価証券に投資させたりすると予想されます。
与信いっぱいに融資してくる事になると思われます。
 
数年前の引き締めが嘘のような金融機関の態度の豹変が現場で起きています。
20年前のバブルのような無節操な融資はないでしょうが、甘い融資は起こり
得るかもしれません。
 
なかなか厳しい経済環境での引き締めで、企業経営者は長い間設備投資・人材
投資が出来ず、我慢強い経営をしてきたと思います。
経営者の本能とは、お客さまからの需要があり、且つ見通しが立つのであれば、
例えノンバンクから借りても設備投資するものですから、そのような案件を
抱えている企業にとっては最高のチャンス到来かもしれません。
 
会社にとって仕事が増え、社員にとって収入が上がることが実体経済の景気回復です。
マスコミも財布の紐が閉まるネガティブキャンペーンは止めて、
お金を市場に回すようにポジティブキャンペーンをしていただき経済回復の
後押しをしていただきたいと思います。