これから数回に分けて、財務諸表(決算書)の見かたについて説明したいと思います。
基礎の基礎ですので、復習程度にご覧になってくださいね。
基礎の基礎ですので、復習程度にご覧になってくださいね。
■決算書と財務諸表の違いは?
どちらもよく耳にしますが、どう違うのでしょうか?
実は、呼び方の違いであり、同じものと考えてよいようです。
税法では決算書、証券取引法では財務諸表、商法では計算書類と呼びます。
実は、呼び方の違いであり、同じものと考えてよいようです。
税法では決算書、証券取引法では財務諸表、商法では計算書類と呼びます。
■財務諸表(決算書)とは?
財務諸表(決算書)とは、株主や債権者といった企業外部の利害関係者に対し、
企業の財政状態及び経営成績を報告するために作成される報告書をいいます。
企業の財政状態及び経営成績を報告するために作成される報告書をいいます。
会社はさまざまな取引を行い、その全ての取引について記録しています。
1年間にもなれば、膨大な取引の量です。
その膨大な取引を纏め要約したものが財務諸表(決算書)となります。
1年間にもなれば、膨大な取引の量です。
その膨大な取引を纏め要約したものが財務諸表(決算書)となります。
財務諸表(決算書)を見ると、
「決算日現在に資産や負債がどのくらいあるのか」
※これを財政状態といい、貸借対照表を見るとわかります。
※これを財政状態といい、貸借対照表を見るとわかります。
「事業の結果としてどれくらいの儲け(利益)を稼いだか」
※これを経営成績といい、損益計算書を見るとわかります。
※これを経営成績といい、損益計算書を見るとわかります。
などが、一目でわかるのです。すごいですね~。
財務諸表は、大きく分けて
「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つからなります。
この3つの財務諸表を総称して、財務3表と言います。
「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つからなります。
この3つの財務諸表を総称して、財務3表と言います。
この財務諸表を読み解くことにより、企業が健康(経営状態好調)なのか?
病気(経営状態不振)なのか?をチェックすることができます。
なので、企業の状態を知るための「健康診断書」や「通信簿」とも言われています。
病気(経営状態不振)なのか?をチェックすることができます。
なので、企業の状態を知るための「健康診断書」や「通信簿」とも言われています。
次に財務3表を簡単に説明します。
■貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)
貸借対照表とは、企業の一定時点(決算日)における資産・負債・純資産の
総括表であり、「企業の財政状態」を表したものです。
総括表であり、「企業の財政状態」を表したものです。
事業資金をどうやって集めたかを、負債・資本で表し、
どのような形で保有しているかを資産で表します。
よって、「資産=負債+資本」の関係が成り立っています。
どのような形で保有しているかを資産で表します。
よって、「資産=負債+資本」の関係が成り立っています。
■損益計算書(そんえきけいさんしょ)
損益計算書とは、一定期間の経営成績(利益)を計算した表です。
ある一定期間における、売上高から、
費用(売上原価と販売費及び一般管理費等)を差引いて、利益を計算します。
「売上-費用=利益」
費用(売上原価と販売費及び一般管理費等)を差引いて、利益を計算します。
「売上-費用=利益」
■キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書とは、
「現金や預金などのお金の流れで会社の実態を表すもの」です。
営業活動・投資活動・財務活動の3つの部分から成り立っています。
「現金や預金などのお金の流れで会社の実態を表すもの」です。
営業活動・投資活動・財務活動の3つの部分から成り立っています。
「営業活動」どうやって利益をあげたのか
「投資活動」何に投資したか
「財務活動」どうやってお金を集めてきたのか
「投資活動」何に投資したか
「財務活動」どうやってお金を集めてきたのか
という、3つの部分に分けたお金の流れから、会社の実態を表します。
今回は、財務諸表についての説明でした。
次回は、財務3表の中の、「貸借対照表」の見かたについて、ご説明いたします。