~金融円滑化法案の終了に備えて準備を!~
金融円滑化法案が来年の3月で終了することは、皆さんご存知かと思います。
既にリスケを行っている方も、これからリスケを考えている方も気になる話題だと思います。
既にリスケを行っている方も、これからリスケを考えている方も気になる話題だと思います。
延長になった裏には、東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故など
大きな国難が主因の一つと言えます。
この激動の年となった昨年師走、資金繰りに苦しむ中小企業に「金融モラトリアム」として
金融機関からの借入金返済猶予を与えてきた「中小企業金融円滑化法」の2013年3月まで
この激動の年となった昨年師走、資金繰りに苦しむ中小企業に「金融モラトリアム」として
金融機関からの借入金返済猶予を与えてきた「中小企業金融円滑化法」の2013年3月まで
の一年間の延長が正式に決定いたしました。
本来であれば今年の3月いっぱいで終了となるところが、
幸いにも一年間の猶予が与えられることになったのです。
そもそも、この法案が施行されてからのリスケは本当に簡単になりました。
それまでは、専門家が金融機関と交渉しなければ、なかなか応じてくれなかったリスケジュールが、
場合によっては、金融機関の方からリスケを勧められたりするようになったのです。
本来であれば今年の3月いっぱいで終了となるところが、
幸いにも一年間の猶予が与えられることになったのです。
そもそも、この法案が施行されてからのリスケは本当に簡単になりました。
それまでは、専門家が金融機関と交渉しなければ、なかなか応じてくれなかったリスケジュールが、
場合によっては、金融機関の方からリスケを勧められたりするようになったのです。
更に、法律が施行されて直ぐにリスケを行った方の多くの会社は、
既に3回目の元金支払棚上げを経験されて、
それが当たり前の感覚になっている社長も多いと思います。
既に3回目の元金支払棚上げを経験されて、
それが当たり前の感覚になっている社長も多いと思います。
実は、この慣れが怖いのです。
3年間必死で経営改善すれば、大概の場合は何らかの成果がみえると思います。
ところが、金融機関があまりにも簡単にリスケの手続きを更新すると、
ところが、金融機関があまりにも簡単にリスケの手続きを更新すると、
経営改善の手が緩んでしまいます。
国も金融機関も、このことを恐れています。
一生懸命、経営改善してくれるのであれば、待つ意味もあるのですが、
只の延命措置になるのであれば、いつまでも待てないと言うのが本音なのです。
金融機関はいずれにせよ、現在はモニタリングを強化するなど、
一生懸命、経営改善してくれるのであれば、待つ意味もあるのですが、
只の延命措置になるのであれば、いつまでも待てないと言うのが本音なのです。
金融機関はいずれにせよ、現在はモニタリングを強化するなど、
従前よりも厳しめの対応で進めています。
期限延長中とはいえ、金融機関も簡単にはリスケジュールや
期限延長中とはいえ、金融機関も簡単にはリスケジュールや
再リスケジュールには応じてくれません。
金融円滑化法案が来年の3月に終了して、正常に戻るとすれば、
倒産が大幅に増えるのは確実ですので、終了後の方策が話し合われています。
そんな中、昨年11月に金融庁がひとつの通達を出しました。
それは、「資本性借入金の積極的活用について」という通達で、
各金融機関にDDSを促す内容のものです。
DDS(債権の劣後ローン化)とは、Debt for Debt Swapの略で、
通常の借入金の劣後債等の資本性借入金への転換の事を言います。
このDDSを使えば、銀行からの借入金が資本として見なされ、
債務者のバランスシートが大きく改善するばかりか、
場合によっては新たなニューマネーの調達が可能になるのです。
DDS(債権の劣後ローン化)とは、Debt for Debt Swapの略で、
通常の借入金の劣後債等の資本性借入金への転換の事を言います。
このDDSを使えば、銀行からの借入金が資本として見なされ、
債務者のバランスシートが大きく改善するばかりか、
場合によっては新たなニューマネーの調達が可能になるのです。
中小企業金融円滑化法終了後、リスケジュールを代替する具体的な手段として、
金融庁はこのDDSを受け皿として活用するよう各金融機関に促し始めたのです。
金融庁はこのDDSを受け皿として活用するよう各金融機関に促し始めたのです。
つまり、DDSは、中小企業金融円滑化法終了後に、借入に苦しむ中小企業を救う
救世主になる可能性が非常に高いのです。
しかし、実際には、すべての中小企業がこのDDSを使えることにはなりません。
DDSを使うには、いくつかの必要条件を満たすことがあるのは言うまでもありません。
DDSを使うには、いくつかの必要条件を満たすことがあるのは言うまでもありません。
つまり、DDS(債権の劣後ローン化)やDES(債権の株式化)など方法論は
提示・指導されているのですが、仮に中小企業に適用されるにしても、
リスケを承認した企業全てに適応されない事だけは確かです。
提示・指導されているのですが、仮に中小企業に適用されるにしても、
リスケを承認した企業全てに適応されない事だけは確かです。
つまり、セレクトされると言うことです。
現実に、金融庁からはリスケ中の貸出先を選別するように指導が出ています。
選ばれれば、その後もリスケと似たような効果を得ることが出来る可能性があります。
選ばれれば、その後もリスケと似たような効果を得ることが出来る可能性があります。
しかしながら、見放されてしまいますと不良債権処理のターゲットにされ兼ねません。
中には、担保付のままサービサー行きと言うケースも出て来るでしょう。
それでも多くは急激に無理な返済を迫られることは無いとは思いますが、
だからと言って、簡単に同条件にて更新してくれる事も期待できないでしょう。
中には、担保付のままサービサー行きと言うケースも出て来るでしょう。
それでも多くは急激に無理な返済を迫られることは無いとは思いますが、
だからと言って、簡単に同条件にて更新してくれる事も期待できないでしょう。
何れにしましても、今から本気で経営改善を行う事をお勧めします。
社長!間に合いませんよ!
改善スピードが上がらない、今更ながらどのようにすれば良いのかわからない・・・
そのよう方は早めに私どもプロへご相談ください。
社長!間に合いませんよ!
改善スピードが上がらない、今更ながらどのようにすれば良いのかわからない・・・
そのよう方は早めに私どもプロへご相談ください。