売掛金回収方法 ～売掛金を回収しましょう！

「売掛金の回収がなかなかできない」と頭を悩ませている企業様は少なくないと
思います。売上がいくら上がっても代金をきちんと回収しなければ、資金繰りが
悪化し、たちまち会社は立ち行かなってしまいます。

取引先の苦しい状況がわかっていて、なかなか支払いをお願いできずにいるところ
も多いと思います。しかし、こちらも従業員を抱え倒産するわけにはいきません。
従業員とその家族を会社は守る義務があると思い、強い意志で売掛金回収には
臨んでください。頑張って売掛金を回収しましょう！
 

それでは、売掛金の回収手順を説明します。

１．回収計画を立てる
　回収計画を立てて、売掛金の残高を把握しましょう。
　(1)取引先名
　(2)いつからいつまでの分か
　(3)総額いくらか
　(4)支払いをしてもらえない理由
　(5)回収計画（一括の金額が大きい場合、分割での回収も検討する）

２．電話でお願いする
　まずは担当営業より電話で督促してもらいましょう。
その際は、いつまでに支払いしてもらえるか予定日を確認します。

３．通知書を送付する
　電話での督促でも入金がない場合は、口頭だけのやりとりにせずに、
文章化してこちら側の督促の意思を示し、また実際に請求したという証拠を
残しましょう。この時の文面は、事実を記載してお願いするように書きます。

４．直接出向いてお願いする
　「通知書」を送っても、先方から何のリアクションもない場合、担当営業
が取引先に出向き、相手先の誠意を確かめることが大切です。この時上司や
管理部門の責任者が同行して、「会社を上げて回収に乗り出している」姿勢
を示します。またその際、金額や支払日を記載した「債務確認書」を持参し、
署名・捺印をもらって、支払いのプレッシャーを与えましょう。

５．内容証明郵便を送付する
　度重なる請求をまったく無視している会社には、より強い督促手段を取る
必要があります。「催告書」を作成して、「内容証明郵便」で送付します。
「内容証明郵便」とは、(1)どんな内容の文書を、(2)いつ、(3)誰が、
(4)誰に出したのかを郵便局が証明してくれるもので、これ自体に法的拘束力
はありませんが、相手に与える心理的効果を期待できます。
「催告書」の文面に、「法的手段行使」について記載するとかなり効果的ですが、
取引先との今後の関係も考えて、あくまで最終手段として記載してください。

６．法的手続きを取る
　上記回収方法がうまくいかなかった場合、法的手続きを取らざるを得ません。
こちらについては、また別の機会にご紹介致します。

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