全国企業倒産状況（平成23年5月度） ～東京商工リサーチ調べ

倒産件数が1年10カ月ぶりに前年同月を上回る　「震災関連」倒産は64件発生　

　東京商工リサーチが発表した5月の全国企業倒産状況によりますと、
　負債総額1000万円以上の倒産件数は前年同月比4.8％増の1071件となり、
　1年10か月ぶりに前年を上回りました。

　負債総額は同23.7％減の2526億7400万円と大幅マイナスで、5月としては
　過去20年で最小金額になりました。

　東日本大震災が影響した「震災関連」倒産は64件発生し、5月末までの累計では
　97件となりました。地区別では、9地区のうち、6地区で前年を上回りました。
　ただ、震災の影響が懸念される東北は5か月連続で前年同月を下回りました。

　都道府県別件数では29道府県で前年同月を上回り、8か月ぶりに増加が減少を
　上回りました。

　産業別件数では建設業が2年3か月ぶりに前年同月を上回りました。
　原因別では「不況型」倒産が同4.0％増となりました。

　従業員被害者数は同0.3％増の7054人と8か月ぶりに前年同月を上回りました。

　業種別では、宿泊業が29件、広告関連業が18件、飲食業が68件など、サービス業
　での増加が目立ちました。

　「東京商工リサーチ、全国企業倒産状況」
　http://www.tsr-net.co.jp/news/status/monthly/1211532_1592.html

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