日本ダービー当日ということで久しぶりにブログ更新。
四強形成となった第80回東京優駿
その中にエピファネイアが入っていることは嬉しいの一言。
今のところキズナ、ロゴタイプ、エピファネイア、コディーノの人気の並び
昨年の2歳戦全レース終了後の東西を相撲の番付に例えるなら
東
横綱コディーノ
大関レッドレイヴン
関脇ロゴタイプ
西
横綱エピファネイア
大関キズナ
関脇ラウンドワールド
上記の並びが妥当か。ロゴタイプはG1を制したものの7番人気、単勝34倍だったのもあり、まだフロック視されていた。
成長著しい2、3歳時。ダービーまでの約半年間だけでも新興勢力が何頭も出現し、形勢逆転することの方が当たり前。だが今年は2歳終了時点で実績もあり評価されていた4頭が関係者やファンを裏切ることもなく順当に『四強』としてダービーを迎えた。
スターホース的な馬もおらず、力が拮抗しているため派手に盛り上がる要素はない。が、2歳時から世代のTOPクラスにいた馬が怪我をすることなく堂々とダービーでも主役を張ることは簡単なようで難しい。それが4頭もいるのだから異例中の異例。
そうなった要因の一つとして挙げられるのが本来クラシックに結びつかない朝日杯FSのレースレベルの高さ。例年にはない落差のあるラップに対応し1分33秒台前半決着。3着以下を突き放したロゴタイプとコディーノの強さが際立った。
対して王道路線のラジオNIKKEI杯2歳ステークスはタイムだけで見れば実に平凡なレース。が、わずか7頭立てになったことが全てを物語る。
他陣営がエピファネイアとキズナには太刀打ちできないと判断し回避したに他ならない。
四強の内訳は東西2頭ずつ。
『朝日杯FS1、2着馬(関東)VSラジオNIKKEI杯2歳S1、2番人気馬(関西)』
実に面白い←
無駄に前置きが長くなりましたがその内の1頭であるエピファネイア。
母シーザリオが大好きで新馬から追いかけていた馬。日本ダービーに出走するだけでも十分だが出走するからには勝ってほしいのが本音。
今年に入って騒がれていなかったソエの問題がここに来て再浮上。返し馬あたりから発汗。折り合い難による距離不安。馬体減の心配など四強の中では最も不可解な惨敗をしそうな要素を抱えている。
だが過去5戦して勝ち馬から0.1秒以上離されたことはない。シーザリオから受け継がれた前向きで負けず嫌いな性格がプラスに出ている。
過去4走は全て内回り2000M。内回りだとすぐコーナーがあるのが嫌なのかコーナリングでイライラして折り合いを欠き、直線で新馬戦のような末脚が発揮できていないと個人的には映りました。特に弥生賞。
それでも父シンボリクリスエスから受け継がれた丈夫な馬体を活かして隣にいる馬を威圧するなど力でねじ伏せるような競馬で対応していました。
前走の皐月賞では一転、初となるハイペース。それでも折り合いを欠くぐらい難なくハイペースに対応するあたりポテンシャルの高さを感じました。が、それと同時に中長距離よりマイル適性の方が強いかもしれないとも思った。おそらく朝日杯FSに出走していればロゴタイプ、コディーノといい勝負ができたと思う。
エピファネイアの強みはコースや展開によって両親の長所の使い分けができるとこ。過去4走の内回り2000Mでは父シンボリクリスエスの長所である好馬体を活かしたパワー持続力勝負。皐月賞ではレコード決着に強い父の長所が活かされたため今までどスローしか経験のない同馬でも対応できたとみる。
そして母シーザリオの長所が最大限に活かされたのは衝撃デビューと言われた新馬戦である京都外回り1800M。スタートからひたすらまっすぐ走り、コーナリングがわずか2回しかなく広いコースである京都1800はエピファネイアにとってストレスの溜まらないベストなコース形態なのかもしれない。
シーザリオの長所である瞬発力が存分に発揮され、ラスト3F33.5秒で上がり最速。上がり2位の馬が34.5秒で1秒も差があるのだから他馬が歩いているように見えるほど。
日本ダービーの舞台は新馬戦以来となる広いコース。久々に母シーザリオの長所を活かす時が来たと思います。父シンボリクリスエスは東京2400Mはダービー2着、JC3着止まり。オークスを衝撃的な差し切り勝ちした母シーザリオの瞬発力を活かす競馬に徹するのがエピファネイアにとって勝つ最善の策でしょう。
瞬発力だけならメンバーTOPだと思っているのでキズナより前で競馬して瞬発力勝負になればキズナに勝つ可能性も十分あると思います。根拠はエピファネイアとキズナの京都1800Mのラップを見れば瞬発力がどちらが上なのかは明白。
福永には近走の先行押し切りスタイルを捨てて、新馬のような中団やや後ろからの直線勝負に賭けてもらいたい。
展開の助けが必要ですが勝つ可能性は十分あると思います!!!
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