恵比寿にある一流のお客様を虜にするお寿司屋さん「鮨小野」は、日曜日だけ「鮨空」と名前を変える。
ここでは日曜日になると店主の小野さんはお休みになり、2番手の米山さんが花板を務める体制で営業する。
ちなみに空という名前は、小野さんが後輩に早く空高く羽ばたいて欲しいと思って名付けたという。
このカメレオン店の目的は、お店の若手を成長させるため。
かなり大胆な試みである。
鮨空にお店の名前が変わっても握り手が変わるだけでネタの質は変わらない。
メニュは8000円の"おまかせ"のみ。
日曜日ということもあるが、鮨小野の時の半値程度の格安価格で美味しいお寿司が堪能できる。
どうしても小野さんに握って欲しい、という人なら別だが、曜日さえ許せば、鮨空のリーズナブルなお寿司でも充分満足できる。
いや「価値>価格」という観点ではこちらの方が良いかもしれない。
このようにお店の名前を変えるカメレオン店には、お店側の様々な思惑がある。
人材育成、時間帯に合ったメニューの提供、スキ間時間の有効活用、などお店の思惑を知った上でうまく活用すれば、物珍しさ以上の価値のある場所にすることができる。
お店の戦略を考えれば、カメレオン店。おもしろいですね…
