9月・10月は、中学・高校の来年度入試の説明会が集中する時期です。今年もいくつかの説明会に参加して気づいたことなのですが、ここのところ、社会科の扱いに少し変化があるようです。一時、入試科目から社会を外す中学が増えていました。いや、今でも入試科目から社会を外している中学は多いのですが、一方で、社会科を復活させたり、新たに追加する学校も少しづつ増えてきているように思います。例えば、来年度入試では、(天王寺の)大谷中学が社会を入試科目に追加しますし、清風中学では、3科目入試で社会も選択できるようになります。これは、受験生を増やすため、ということも勿論あるでしょう。でも、やはり、理科で受験した生徒の中には、社会科の勉強を一切せずに入学してくる生徒も少なくなくて、そんな生徒が多くなり過ぎると困る、というのもあるのでしょうね。おぼえなければならないことの量が多いので、大学入試のことを考えれば、小学校、中学校、それぞれの段階の内容は身につけておいてもらわないと…ということでしょう。この傾向、社会科が得意、という生徒には朗報かも。