早いもので、今週の木曜日、金曜日は第2回実力テストです。社会では今年も時事問題が出題されるとのことですので、いくつかチェックしておくとよさそうなことを書いてみます。
【第49回衆議院議員総選挙】
今年は1学期に公民分野をやっているので、時事問題も政治関連のものが出題される可能性が大。政治関連といえば、やはり自自由民主党総裁選挙から臨時国会召集、首班指名選挙で岸田文雄内閣(第100代内閣総理大臣)成立、という一連の出来事は重要でしょうが、近すぎて出題される可能性は少ないのではないでしょうか。問題はもう用意されていたはずですから。それに対して、衆議院の総選挙が今年行われることは前から分かっていたことですから、出題されるとしたらこちらの方のはず。
【東京オリンピック・パラリンピック(TOKYO 2020)】
オリンピック・パラリンピックもねらい目。チェックしておきたいことはこんなところでしょうか。
- オリンピック競技大会は33競技、パラリンピック競技大会は22競技。
- 日本勢は金13個を含む史上2番目の合計51個のメダルを獲得。
- パラリンピック車いすテニス男子シングルスで国枝慎吾選手が3度目のシングルス金メダル獲得。
- スケートボードの女子ストリートで西矢椛(もみじ)選手が日本史上最年少の13歳で金メダルを獲得。
- TOKYO 2020大会は新型コロナ感染拡大防止のために無観客で行われ、選手や関係者の外部との接触を防ぐバブル方式が採用された。
- オリンピック大会を統括する組織は国際オリンピック委員会(IOC)。本部はスイスのローザンヌにある。現会長はトーマス・バッハ。また、設立者の一人で、「近代オリンピックの父」と呼ばれるのがピエール・ド・クーベルタン男爵。
- 次回のオリンピック大会は、冬期が2022年の北京大会、夏期はフランスのパリ大会。
【世界遺産】
7月26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が「国際的にも希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域である」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されました。続けて27日には、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されています。これで日本の世界遺産は25件になります。
自然遺産では、「マングローブの原生林」や、「希少な固有種」のアマミノクロウサギやイリオモテヤマネコ、アマミイシカワガエルも要チェック。これは理科かもしれませんが。
6年生の社会は歴史分野中心なので、「縄文遺跡群」の中の「三内丸山遺跡」が出題される可能性が大。
歴史分野関連ということでは、2019年の登録で、もう時事とは言えないのですが、やはり大阪の世界遺産ということで、百舌鳥・古市古墳群はチェックしておきたいところです。最大の前方後円墳である大仙古墳(伝仁徳天皇陵古墳)は百舌鳥古墳群に属する古墳で、所在地は堺市、といったこともおぼえておくべきでしょう。
ちなみに、近畿地方にある世界遺産を挙げておくと、次の通り。いずれも学校で習う歴史と関係が深く、出題されやすいと言えます。
- 1993年登録の「法隆寺地域の仏教建造物」(奈良県生駒郡斑鳩町) 法隆寺の所在地は奈良市ではなく斑鳩町!
- 1994年登録の「古都京都の文化財」(京都市、宇治市、大津市)
- 1998年登録の「古都奈良の文化財」(奈良県奈良市)
- 2004年登録の「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山県・奈良県・三重県)、
何はともあれ、テスト本番では、実力を発揮してほしいものです。