日本タイマッサージ連盟理事長エッセイ★人生は楽しんだモン勝ち!


ムカシ、といってもかなりムカシ、中国は秦の時代の話である。




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中国の北方に中国と匹敵するほどの広大な土地に住み、放牧と狩猟で生計を立てている匈奴と呼ばれる遊牧民族がいた。


子供と老人を除く国民の男子総てが有事の際は兵士となった。騎馬を巧みに操り、生活に困ると、他民族や中国国内に侵入し、略奪の限りを尽くした。


秦の時代のみならず、中国は大昔から、この匈奴が外交の頭痛の種であった。そこで、秦の始皇帝は国境に万里の長城を築き、匈奴の進入を防ごうとしたわけである。



匈奴の王は単于(ぜんう)と呼ばれ、秦の時代に冒頓単于(ぼくとつぜんう)と呼ばれた大王が現れた。それまで、匈奴は小さな部落単位のバラバラの国家であったが、冒頓単于がこれらを取 りまとめ、一大国家の形態を作り上げたのである。


その頃やはり騎馬民族で、隣国の東胡と言う国が強勢で、冒頓が父を殺して単于の地位に着いたと知ると使者を送り、冒頓の父の愛馬で一日千里走るとされた名馬を欲しいと要求した。群臣達は皆反対したが、冒頓は『隣国のよしみなのに、どうして一頭の馬など惜しんだりしようか』とこれを東胡に与えた。

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東胡の王は冒頓単于が東胡王を恐れているのだと勘違いし、更に驕慢になり、また東胡から使者が冒頓の下に送られ、冒頓の数いる后の中で一番の美人を差し出せと要求してきた。群臣達は皆反対したが、冒頓単于は『一人の女を惜しんで、隣国のよしみを壊してはならぬ』として冒頓が愛するところの一番の美女を東胡に差し出した。



東胡王は益々驕慢になり、今度は『匈奴が我が方との境界にしている不毛の棄地は、匈奴には必要ないであろうから、東胡が領有することにする』と申し入れてきた。冒頓の領土と東胡との領土の間には、4-500Kmに渡り不毛の荒野が横たわっており、それが両国の国境線となっていたのである。




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冒頓単于は、これを群臣に問うた。そして、東胡に土地をくれてやることに賛成した群臣をことごとく処刑し、言った。『土地は国の根本だ。土地なくして、どうして国家が存在するか』そして、直ちに、国中に号令を発し、大軍団を持って東の方、東胡を襲撃した。


匈奴をなめきっていた東胡王は何の防備もしていなかったので、冒頓単于は大いに東胡を破り、その王の首を撥ね、人民と家畜を総て捕獲し、帰還した。


そんなムカシの話がなぜ分かるかというと、前漢の武帝の時代に、中国歴史の父と呼ばれる歴史家司馬遷が、歴史はもとより、政治、経済、外交に渡る公文書とも言える『史書』を著し、その中の列伝第五十、匈奴列伝の章に詳述されているからである。




さて、時代は冒頓単于から二千数百年下った2010年9月7日、我が国固有の領土である尖閣諸島沖の日本領海内で違法操業する中国漁船を発見、漁船は停船命令を無視して逃走。追尾する日本の二巡視船に向かって衝突してきたのである。海保はこの漁船の船長を公務執行妨害容疑で逮捕した。


所が、これを良しとしない中国政府が、日本政府に対し猛反発。丹羽宇一郎駐中国大使を休日の未明抗議のため呼び出す外交儀礼上前代未聞の対応に始まり、閣僚級交流や東シナ海の天然ガス共同開発条約交渉の中止などに加え、日本ツアーの中止など民間交流にも影響が拡大しつつある。追加措置の検討にも入っており、そこには経済交流の制限や、尖閣諸島海域への艦艇派遣といった強硬手段も含まれていると伝えられる。


更には、NY訪問中の温家宝外相が『日本が独断専行で、船長の司法手続きを進めるなら、中国はより一層の報復行動を取るだろう』と恫喝。

火急的問題は、中国は既に東シナ海のガス伝の一つ『白樺』に掘削用ドリルが持ち込まれたというニュースだ。万一、一方的に中国が掘削を開始すれば我が国も、対抗上掘削を開始するだろう。そうなると両国とも巡洋艦を現地に派遣しにらみ合いとなり一発触発の危機となる。


この続きは連載させていただくが、その前に、前出の匈奴の話し、東胡を中国、匈奴と冒頓単于を日本と読み替えて見ると現在の状況がより一層明白になるだろう。


・・・続く・・・




Author 田中幹章(C)initially written on 23rd Sep.,2010.Imitation of this essay prohibited.


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