試験会場は、東京は三茶と三宿の中間くらいに位置している昭和女子大でした。
ウチの事務所から車で20分もかからない距離で、受験する社員さんたちと同乗していきましたが、駐車場のないところで、三茶交差点まで行って、Uターンして渋谷方面に戻り、三宿の交差点そばのコインパークに止めないといけなかったので、駐車してから、熱波にあてられながらかなりの距離、会場まで歩きましたね。勉学の秋、という言葉があるのだから、10月頃涼しくなってからやってもらったら、皆さん嬉しかったと思います。
会場に入ってからも、結構広いキャンパスで一番奥の建物がタイ検の会場でした。
久々の大学キャンパスで、学校は当然休みでしょうが、アカデミックな雰囲気に包まれており大学時代を思い出しました。
それにしても、交通至便の場所にあることから、他にも看護師の試験とか色々会場貸し出ししているんですね。最近の大学は・・・
開始直前まで、ラウンジみたいな所で待機していたのですが、さて、会場入りしようとした時、緊張のせいかトイレに行きたくなり、そのラウンジのトイレに行くと長蛇の列。それも男ばかり。よく、高速道の休憩所などのトイレで、女子の方、おばさんが行列している場面てあるでしょう。ちょうどあれの逆バージョン。
行列の前にいる受験生に、なんでこんなに並ぶのかねーなどと話しかけたら、「しかたないっすよ。何しろ、女子大ですから」との答え。中をのぞいてみて納得。男子の方は個室が一つだけでした。
並んでいる時、社員さんたちのほうをチラリ見ると、間に合わないから早くもどれ光線。かと言って、試験開始してからは、30分は出られないので、先に行けと手振りでいかせました。
試験全体を見通して、やはり世界初のASEAN検定のしかもトップのタイ検定ですから、主催者側にも、受験生側にもおっかなびっくりの緊張感と言うのがありましたね。
試験会場入り口には、当然タイ検定の会場である事位は立てカンで出しておけばいいものを、全くナシ。
目に付くのは看護師の試験会場との立てカンしかないので、最初会場を間違えたのかと思いました。
試験が開始されてからも、試験官はリクルートの社員もいたのでしょうが、ほと
んどがバイト生でしょう。試験開始されてから、一部試験の注意をアナウンスしたり、まだなれていない感じでした。
筆者が入った教室は100人くらい入れる中くらいの教室でしたが、ザット見渡した感じ、受験生は20代から70代くらいの年齢層ですが、一番多い年代はやはり20代、30代という感じ、男女比率はほぼ拮抗しているような印象でしたが、女性のほうがやや多めかな。
試験問題は100問、回答は4択でマークシート方式。制限時間は90分。問題は基礎的なものばかりで、ひねった問題は見られませんでしたが、広く浅く知らないと回答できない問題ばかりでした。(感じとして、タイ国の少学3年生位の知識レベルの設問ではないかなと推測しました)
つまり、全く知らないと回答できないようになっているのです。
かと言って、4択ですから、どれかにマークすればいいだけなんですが。先ほどの話じゃないのですが、初めての緊張か。問題用紙の回答はABCDの中からの4択ですが、マークシートは1,2,3,4のいずれかをマークするようになっているのです。マ、ご愛嬌ですがね。
どれにマークしても、正解はないじゃないかとクレームされても仕方ないといえば、仕方ないでしょう。試験官からは、試験開始後、マークシートの1はAと読み替えてくれ。とアナウンスはありましたけど、オレは聞こえなかったと言われたらどうするつもりなんだろ。
所が、最後の最後の問題に落とし穴が・・・公式テキストにも全く出てこなかった問題。タイダンスからの問題が出されておりました。
タイダンスの衣装を着用する時、2番目と4番目に装着するパーツはどれかという問題で、タイダンスをやっている人か、タイダンスにヤマを張っている人しか正解は分かりません。
これまで、自分なりに何回か模擬試験をやって見て、Aの正解率が実に50%を超えているので、ウチの社員さんにも、わからない問題、迷った問題は回答はAにマークだよと教えてあったのです。そこで、自分も迷わずAにマークしました。これが、正しいのかどうか、タイダンスに関しては参考書というものが手元にないので未だに不明です。
何度か、回答を念入りにチェックして、約60分くらいで席を立ちました。早い人は、30分くらいで教室から出て行きましたが・・・解答用紙を渡すと、インスタントタイカレーをお土産にくれるのもご愛嬌です。
私は、問題用紙もくれてもいいのではないかと思いましたがねー選抜試験でもなければ、資格試験でもないわけで、平たく言うと趣味の試験なんでね。
そう、タイ検定は趣味の試験なんですよね。これを取ったからといって、就職に有利とか全くないでしょうし。合格証はアクセサリーですね。第一、タイネタで食っている人は、試験すら受けないでしょう。こんな問題わかってらいてなもんで・・・
私共の、日本タイマッサージ連盟も、タイ古式マッサージ自体も、タイと関係を持とうと思うと関係があるが、関係がないと思うと関係はない、という立場で、タイからの輸入品であることは間違いないですが、テクニック自体はかなりの部分を日本人はものにして、発展させているのであえてタイを知らなくても関係ないというところですかね。(タイマッサージの、タイのオーソリティーだという人を連れてきても、それ誰?っていう感じだし、過去の例では指導のため名目で長期本邦滞在しても、男性指導者は大体が不良外人化してしまうんですよね)
例えて言うと、ヨガはインドオリジンではあるが、現在ヨガの本場はアメリカであるというような感じになりつつあるということです。
タイ政府の出先機関である、タイ大使館の方向付けを見ていても、本邦でのタイ古式マッサージの普及を後押しする事には極めて消極的です。というより、自国の文化であるタイマッサージを広めてくれているのに、日本のタイマッサージ関係者は相手にしていない感じ。
それは、日本本来の鍼灸マッサージ業界との軋轢を避けたいとの意向が働いているようにも見えますが真意は依然不明です。ですから、当連盟としてはタイ本国からの支援・援助というものを全く期待も当てにもしておりません。あくまでも、日本独自の発展を目論んでいるという感じですね。
タイ政府の建前は、建前として、本音は外貨獲得のためにタイのマッサージスクールに日本人生徒がたくさん来て欲しい。そんな所でしょうか。
あるいは3年前の日タイ修好120年の際、タイ政府側から、まとまった数のタイ人のマッサージ師の入国をかなり強硬に迫ったことがあって、それに対して日本政府は、はぐらかして、うやむやにしてしまったことに対する意趣返しかも知れません。
何しろ、タイ人の若い女は、学生だろうと、タイマッサージ師だろうと、主婦だろうと日本に来ると風俗&オーバーステイに走りますからねー。無論どんな法則にも例外はありますけど。日本が国策で若いタイ人を入国させないのもムベなるかなです。
じゃ、アナタはなぜタイ検定受験したのよ?と問われると、それはタイマッサージだからです。何か禅問答のようですが、一般の方には、こういう内情をご存じないから、タイと付く団体にいて、タイ検定も取ってないの、とやはり思われるでしょう。だからです。
話が、タイ検定からそれてしまいましたが、8月21日に書いたように、一部の秀才を除き、私らのような凡才、イヤ鈍才は試験がないと勉強しません。ですから、この検定受験の、為にする勉強であっても、今まで知らなかった、誤解していたタイという国を、決して全部とは申しませんが正しく知れたというメリットは大きかったと思います。
但し、それが、アセアン10カ国の全部に及ぶかというと大いに疑問なんです。多分日本人が好きな国は大体が昨日掲げたような所でしょうし、順位が下がるほど受験生が減るでしょうし、私個人としても趣味の資格である限り、全部受ける程のパワーは出ません。10カ国全部の検定を受ける方は、タイ検定受験者の何割くらいいるでしょう?
ですので、これはASEAN事務局の遠大なパブリシテイで、莫大な金がASEANからリクルートを経由して、しかるべき筋へ流れているのではないかと考えるわけです。
僭越ながら、リクルートさんへアドバイスするとしたら、ラジオ講座ですよ。
文化放送~、文化放送~、JOQR♪ですね。NHK第2放送の、カルチャーラジオなんか参考にされたらいかがでしょう。
それで、検定への興味と関心をつなぎとめたらよいでしょう。知らない国、あまり興味が持てない国をテキストだけで知るのは難しいでしょう。
合格発表は一ヵ月後だそうです。
完
Author 田中幹章(C)initially written on 31st Aug.,2010.Imitation of this essay prohibited.
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