知っていると理解しているの違いを理解しましょう! | 豊島区池袋の事例中心の経営勉強会、真・東京企業戦略塾

知っていると理解しているの違いを理解しましょう!

先日のセミナーで、知っていると理解しているは違うという話をしました。


なぜ、その様な話をしたかといいますと、勉強の話をすると知っているという方がいるからです。


知っているから話を聞いてもしょうがないというのです。


本当にそうでしょうか。


たとえば、今の日本が少子高齢化が進んでいるのは皆さん知っています。


でも、理解している人は少ないかもしれないのです。


私の自宅の近所のたこ焼き屋さん。


10個600円という価格で販売しています。


大きいたこ焼きなので、確かに安いです。


それなのにあまり売れていません。


店の前に10個600円と3種類のたこ焼きのポップが出ています。


5個入りも販売していますが、注文しづらいですね。


たこ焼きを少しでも多く販売したいのはわかりますが、10個買う人はほとんどいないと思います。


今の日本は少子高齢化が進んでいますから、高齢者夫婦の世帯や、高齢者の単身世帯が増えています。


ですから、スーパーやコンビニでは惣菜を販売するのに少量のものも多く販売しています。


たこ焼き屋さんは、少子高齢化を知っているかもしれませんが理解していないのです。


もし、少子高齢化を理解していれば、3個250円、5個400円、10個ならさらにお得で600円というように3個でも注文しやすいようにするでしょう。


それだけで売れ行きはかなり違うはずです。


私の経験から、知っていると言って人の話を聞かない人で理解している人は少ないですね。


本当に勉強している人は、貪欲です。


知っていることでも、こんな考え方もあるのかと人の話をよく聞きます。


やはり、中小企業は勉強あるのみ。


皆様の健闘をお祈りいたします。