久々の更新です
今回は、自分の、鈴鹿での方向性に大きな影響を及ぼしたといっても過言ではないお店
BORG(GMDコンピュートラック鈴鹿)
ココは以前、津の高茶屋にあったモトハウスイトウが
社名を変えて鈴鹿市の23号線沿いに移転されてます
ここは凄いですよー
もともとはちょっと怪しい程度の町のバイク屋さんだったんですが
怪しい測定器とビカビカのマシン
ココのマシンは見た目だけのカスタムじゃないんですよ
当時はここで自分のGSF1200をセットアップし、
よく峠でダウンチューブ擦ったもんです(笑)
重切削品は宮崎県のウイリーさんで製作
それ以外は基本的に手作りです
この素晴らしいメーター周りも伊藤さんの手作り!
勿論切削、溶接、電装品一般全てです
フレームアライメント屋である同店にはこんな特殊な定盤もあります
いいですねー、羨ましいですねー
工作機械も充実してます
コンタマシンが凄い
見よ!この懐の深さを!
エンジン用のゆりかごがありました
普通のバイク屋にはありませんね
いいですねー、工具類も整理整頓
ここはバイク屋というより町工場です
旋盤は5~6尺かな?
三つ爪チャックは7~8インチ位、一番使い易いサイズ、
そしてメーカーは自分好みのタキサワ
見た目ちょっとぼろいけど、V平やクロステーブルも良い状態ですよ!
リニアゲージ付が本当に羨ましい・・・
フライスはラムヘッドの・・・・
まさかまさかのハイコラム仕様!
異様にZストロークが大きい
これが中古で手に入るなんて、どんだけ良いタイミングなんだろう
大きめのサーキュラも油圧バイスもワンオフ製作には絶対必要ですよね!
こちらもリニアゲージ付
ここで珍しい機械
横フライスなんて金型屋でもない限り使いようが無いんですがここにはあるのです
こんなもんなんに使うの?
答えは一番下画像のマシンの製作に使ったそうで
溶接後のヘッドパイプを仕上げボーリングする機械・・・・
もはや町工場以上やね
そうかと思えば横にはこんなかわいいマシンも
時代はハーレーですかねー
なんて言わずに、ここはハーレーだろうが旧車だろうがレーサーだろうが
なんだって乗りやすくカッコよく作っちゃうんです
派手なマシンもシックなマシンも懐は広い職人の技です
そして極めつけはこのマシン
BORG FZ
R1エンジンをオリジナルクロモリトラスフレームに積んだモンスターマシン
ROADRIDER誌での連載で有名なマシンですね
以前のZといい、FZといい、型にハマらない発想となんでも
自分で作る技術力が伊藤さんの凄い所なんですよね!
ちょっと転倒明けでこんな画像しかなかったんですが、
ほんと、イチから作るのって大変なんですよー
自分はモリワキに勤務している時はあんまり社内で自作できなかった(旋盤物はやってたけど)
なので結構伊藤さんの所で物は買わないのに工作機械を触らせてもらってたんです
伊藤さんの技術力、発想力は町工場で働く自分でさえも
勉強させられることが多く今でもお世話になっています
僕が以前、独立しようか・・・と考えていた時の理想のお店だったんですよね
ただ、やはり、独立のむずかしさを教えてもらったのも伊藤さんでした
これからも色々な面でお世話になると思いますが宜しくお願いしますm(_ _ )m