岡本和真、古巣巨人への譲渡金17億円 昨季ア・リーグ覇者
ブルージェイズと4年94億円合意 一塁に主砲ゲレロ
巨人からポスティングシステムを使用してメジャー挑戦を目指していた岡本和真内野手が
ブルージェイズと4年6000万ドル(約94億円)で合意したことが3日(日本時間4日)、
分かった。関係者が明かした。交渉期限前日にメジャー移籍が決定。現行制度によると、
巨人への譲渡金は1087万5000ドル(約17億円)で、出来高などを含めると、さらに上昇
する。
ブルージェイズはカナダ・トロントを本拠とし、昨季はア・リーグ優勝を達成した強豪
球団。一塁には主砲のブラディミール・ゲレロ内野手がいるため、岡本は主に三塁や左翼
で起用されることが予想される。
岡本は昨年の契約更改で公の場で初めてメジャー挑戦の意志を表明。「昔から憧れ、目標に
している場所」と言葉を選びながら話し、今オフに入って球団サイドと交渉の末、巨人では
球団史上初めて野手でポスティングシステムを用いてのメジャー挑戦が決まっていた。
今季は5月に守備中のアクシデントで左肘を負傷して長期離脱を余儀なくされたが、69試合
で打率・327、15本塁打、49打点、OPS1・014の好成績をマークし、主砲として存在感を
示した。11月23日に行われたファン感謝デーではナインから胴上げされ、最後は1人で場内
を一周。自身の応援歌が右翼スタンドから流れる中、ファンから「頑張れ!」の声援を受け
た、「わざわざああいうふうにしてもらって、声援も大きかったのでうれしかった」と感謝
の思いを語っていた。
今月上旬に開催されたウインターミーティング中には代理人のボラス氏が「オカモトは複数
(一塁と三塁)のポジションを守れ、打線の中軸を担える選手。球団もそれを理解している。
すでに『ビッグ・オーク』に関心を持つ複数球団と交渉をしている」と愛称を用いて交渉経
過を説明し、「今後15日間で明確な動きが見えてくる」と年内に大きな進展があることを明
かしていた。
岡本は智弁学園から14年ドラフト1位で巨人に入団し、NPB11年の通算成績は1074試合、
打率・277、248本塁打、717打点、OPS・882。NPB屈指の堅守のパワーヒッターとして
本塁打王3回、打点王2回、ゴールデングラブ賞3回に輝いている。
(以上 デイリースポーツより)
(写真は中日新聞より)
ポスティングを利用してメジャー挑戦を目指していた巨人の主砲、岡本和真内野手の
移籍先が交渉期限1日前に決定しました。
新天地は昨年のアメリカン・リーグ覇者のトロント・ブルージェイズ。交渉期限直前に
取りざたされていたパイレーツやパドレス、エンゼルスのいずれでもなく、それまで
あまり候補に挙がっていなかったブルージェイズは意外でしたが、昨年ワールド・シリ
ーズでドジャースと死闘を繰り広げた球団だけに日本のファンにも知名度は高く、ゲレ
ーロというスーパースターがいるので岡本とのコンビは楽しみですね。
これで今季ポスティングでメジャー移籍を目指していた日本人選手は岡本がブルージェイズ、
村上(ヤクルト)がホワイトソックス、今井(西武)がアストロズに決定、高橋(西武)は
移籍先がまとまらず残留となりました。
代理人を通じての交渉はなかなかタフで色々な思惑が錯綜することから、ギリギリまで決ま
らないことが多いのですが、今回の3人はいずれも意外な球団に決定したなという印象が
あります。日本のファンには大谷、山本、佐々木がいるドジャースが一番人気でしょうが、
彼らが他の球団に入団することでもっと色んな球団のファンが増えて裾野が広がればいい
ですね。いずれにせよ3人は新天地で思う存分力を発揮してチームの主力選手として活躍
してくれることを祈るだけです。
巨人ファンとしては松井秀喜に続いて岡本和真というチームの主力打者が抜けるのは
大変痛いですが、二人ともチームに十分貢献してくれたし、もっとスケールの大きな選手
になって自分の夢を叶えてくれるなら快く送り出してあげたいし、実際ファンイベントでも
巨人ファンが彼らがメジャーへチャレンジすることに対して盛大な声援が飛んでいました。
チームももう岡本が抜ける前提で来季のチーム作りを始めていますし、いつまでも岡本に
頼っていては進歩がないので、長距離砲が抜けても得点をとれるチームに変革していかない
といけません。
阿部監督は岡本の抜けるチームの中軸に2年目のキャベッジ、新外国人のマタ、昨年トレー
ドで移籍して殻を破りつつあるリチャードを据えて戦う構想を練っているようですが、
個人的には昨年活躍した泉口や中山、頭角を表しつつある佐々木や増田陸、2年目の石塚や
浦田、荒巻、さらに浅野、萩尾あたりの若い選手が伸びてこないと得点力は増さないと思い
ます。FA移籍の松本や自慢の捕手陣をうまく組み込んで一発に頼るだけでなく、脚も絡めた
どこからも得点がとれるチームを目指してほしいと思いますね。打撃コーチのウィーラーと
李スンヨプという球団OBの両外人コーチの指導に大いに期待したいところです。
正直言って今季の優勝はかなり厳しいと思いますが、昨年岡本がケガでチームを離れてから
チームが一気に低迷したように、故障者が出たりちょっとしたことでペナントレースの流れは
一気に変わるもの。今年も阪神の戦力が一番充実していると思いますが、他は横一線。
阪神だって主力に故障者が出ないとは限りませんので、とにかく交流戦終了辺りまではなん
とかついていって、そこからチーム力が上がってくればいいと思います。
もう岡本はいませんし、彼に頼ることもできません。チームが生まれ変わり、岡本が古巣は
強くなったなあと思うよう頑張ってもらうしかないですね。
1月の自主トレ、2月のキャンプを経てチームがどう変わっているか楽しみです。
