「世界一貧しい大統領」政界引退

 

「世界一貧しい大統領」ウルグアイのホセ・ムヒカさんが政界引退した。

 

清貧の生き方と発言で現代社会に警鐘を鳴らしてきたホセ・ムヒカさんは今回年齢や新型コロナウイルスの影響で上院議員の引退を決意したと明かした。

 

2010年から5年間、南米ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカさんは収入の大半を寄付し、公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続けた。

 

 「貧乏な人とは無限の欲がありいくらあっても満足しない人のこと」など、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)という絵本にもなった。

 

ホセ・ムヒカさんは2016年4月に日本にやってきた。1週間の滞在中に広島の原爆ドームも訪れ、東京や大阪の下町を歩き、多くの学生とも触れあった。

 

日本の印象についてとても親切で、優しくて、礼儀正しい。これまで勤勉な国民はドイツ人と思ったが私の間違いだった。日本人が世界一だねともいった。

 

しかしこんなことも、京都のホテルのトイレに入ったら便器のふたが勝手に開いたり閉じたりした。電動歯ブラシも驚いたよ、あんなものがなんで必要なんだ?と。

 

自分の手を動かして済む話だろう。あんなことのために知恵を絞るなんて無駄なことにとらわれすぎているように思えたね。まさに資本主義の競争マニアの仕業だね。あまりにも過度な便利さは人間を弱くすると思う。

 

とても長い独自の歴史と文化を持つ国民なのに、なぜ、あそこまで西洋化したのだろう。衣類にしても、建物にしても。広告のモデルもすべてが西洋系だった。

 

日本はとても洗練されていて西洋よりよっぽど繊細な文化があるのにその歴史がいまの日本のどこに生きているんだろうかとつい疑問にも思ったとも。

 

日本人は働き過ぎ、たった一度の人生なのに、もう少し働く時間を減らし家族や友人と過ごす時間を増やしたらどうだろう。あまりにも仕事に追われているように見えた。(ここまで朝日新聞DIGITALから引用しました)

                      

引退後のことばとして「若者たちに伝えたい。人生の勝利とは、金を稼ぐことではない。倒れても、何度も立ち上がりやり直すことだ」とも。

 

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