オッペンハイマーみてきたよ ① | 舞姫の「世界が面白いじゃんね」

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詩人ですが、アニメも、映画も、岡田斗司夫も、絵画も、建物も、怪談も好きなヲタクのブツブツブログ。

 

オッペンハイマー、見てきました。

 

クリストファー・ノーラン監督の作品は大好きで

全て観ているのですが、

今回、尺が3時間を超えるので、

トイレの心配があったんですよねあせる

そんなわけで観に行くまでに、

もたついたのですが

上映回数が減ってきたので、もうこれは行くしかないと。

やはり映画館で見てなんぼですよグッ

 

もしもの時を考えて、

席は一番端っこをとりました。

実際、途中で抜け出して戻ってくる人もいたし、エンドロールの途中で小走りランニング

立ち去る人もかなりいたので

とにかく観る数時間前から

トイレには気を付けておいた方がよさそうウインク

実際、エンドロール途中で私も泣く泣くトイレに走りましたが

すでにトイレが混んでいましたランニングランニングランニング

あと、この時期は冷房がいつ入るかわからないので

羽織るものや足にかけるものは、

持参を強くおススメですドキドキ

 

冷えると途端に尿意が来ます真顔

 

私はラスト1時間弱ほど

脳内が尿意6:映画の内容4みたいになってしまい

ただでさえ外国の俳優さんの見分けが

苦手なのにどんどんおっさんが出てきて滝汗

やや混乱していました。

 

なんだか鑑賞上の注意から始まってしまった笑い泣き笑い泣き

 

 

話自体はごくごく簡単にまとめれば

 

「原爆を生み出してしまった男の半生」

 

物理科学者として成功していく姿から

始まり、やがて原爆を作ることに成功するが

後悔にさいなまれる。


と、あっさり記すことができるだろう。

 

そして戦後は更なる脅威を生む水爆をつくることには積極的ではないため、

アメリカの国策に反し、

共産党員としてソ連と密通しているのではないか

という疑惑をかけられている。

 

といった設定を知っておくと

格段に見やすくなるはずだ。

 

あとはモノクロ画面とカラー画面は

過去と現在の描写を分けているだけではなく

オッペンハイマーとストローズ

の視点を分けているということがわかると

途中で混乱しなくて済むと思う。

 

内容については多くの人が書いているように

さすがアカデミー賞を取るだけのものであったといえるだろう。

素晴らしいアイデアが悪魔の実に変わる瞬間を

目の前で見せられた思いだ。

人間を一番殺してきたのは人間なのだと

改めて認めざるを得ない。

また、野心、葛藤、嫉妬を

言葉だけでなく美しい映像や光で表現しているのにも圧倒された。

 

そして、原爆の被害を受けた国の側の人間が、

反対側を見るとこのように感じるのだなと

今更ながら自分の心でずっしり受け止められた気がする。

 

原爆はドイツに落とすために開発が急がれ

そしてドイツが降伏した後に、日本に矛先が変わったということも

私は知らなかった。

また、日本に原爆を落とす半月前くらいに

初めての核爆弾の実験が行われたことも知った。

 

そのことを知ってどうだったか、

ということについてはまだ言葉にならないというのが

正直なところだが、とてもインパクトのあることだった。

 

内容が印象深かったのもそうなのだが

私は良い意味でディテールが気になったところが多かった。

 

美しさ然り、ジェンダー然り、自然と人間の力の対比然り

長くなりそうなので明日それについては語っていこうと思う。