思いやれども行くかたもなし―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫 16-26)/結城 光流
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少年陰陽師の新刊です。

今回は短編集。


☆百鬼夜行の蠢く場所は

 一本目から成親が登場vv

 成親と行成様は仲がいいんですねvv

 ふふふふ。

 

 ま、メインはこの二人ではなく、

 敏次と昌浩のお話でした。

 敏次と昌浩で行成様のところに、

 呪詛返しに行くという内容だったのですが、

 敏次が一生懸命で可愛かったです。

 行成様に危ないからと怒鳴っていました。

 なかなか度胸のある若者です。

 全然身分違うのにね。

 今回は昌浩と行動が多く、

 もっくんが常にいらいらしていました。

 もっくんが敏次を嫌っているのは焼もちからか?

 と思ってしまう今日この頃です。


☆思いやれども行くかたもなし

 今回の短編はすべて、雑誌「ザ・ビーンズ」の再録なのですが、

 毎号買っているはずなのに、2作品しか記憶にありませんでした。

 これは雑誌で読んだ時もとても印象に残った作品でした。

 この話は玄武とある女の子のお話です。

 ものすごく切ないお話。

 神将たちにもいろいろな出会いと別れがあって、

 人間と異なる時間を過ごしているからこそ、

 人間でないからこそ、

 辛いことや切ないこともたくさんあるんだろうと思いました。


☆疾きこと嵐の如く

 昌親が出てきましたvv

 一番好きですvv

 このお話は太陰と大陸の神様のお話でした。

 この神様がものすごく私好みでした。

 可愛くてプライドが高くてへたれ。

 なんてときめくキャラなんだ。

 大陸に帰ってしまいましたが、また登場してもらいたいです。


☆それはこの手の中に

 これも雑誌で読んだのを覚えています。

 その時の本編よりあとの時間の話だったので、

 なんでなんだろうと思いながら読んだ記憶があります。

 六合と風音のお話でした。


少年陰陽師の短編は昌親と成親が出てくるので、

いつも楽しみにしています。

今回のもむちゃくちゃ良かったです。

お勧めです~