最大の肉食恐竜と言えば、近年はスピノサウルスとかギガノトサウルスとかが台頭していますが
ティラノサウルスもまだまだ負けてはいません。

その筆頭に挙げられるのがスコッティという標本です。
スコッティはスーよりも大きいティラノサウルスとして、最近注目を浴びましたが、
実はその発見は1991年8月で、発掘は1994年から2001年に渡り、クリーニングに非常に時間がかかったので(最終的にクリーニングが全て終わったのは2013年らしい)
モノグラムの発表や研究が遅れていました。
スコッティはカナダのサスカチュワン州のフレンチマン層で発見された化石標本で、カナダから発掘されたティラノサウルス標本としては、ブラック・ビューティーを越える保存率の標本となりました。
標本番号RSM P2523.8 骨格保存率40%以上 体積保存率65%~70%
オリジナル標本はカナダのロイヤル・サスカチュワン博物館に所蔵されており、T・レックス・ディスカバリー・センターでキャストレプリカ標本が常設展示されています。





2005年の国立科学博物館の恐竜博では頭骨の実物標本が来日しています。
キャストレプリカは3体複製され、その内の1体を北海道の、むかわ町立穂別博物館が所有しています。
ただ、常設展示はされておらず、たまに恐竜展にレンタルされています。

スコッティは既存のティラノサウルス標本では最重量標本とされていますが
スーとの差は誤差の範囲でしか無いという反論もされています。
スコット・パーソンズ氏による推定体重は最大で約8.8tと見積もられています。
(因みに、パーソンズ氏によるとギガノトサウルスは、最大でも8.3~8.6t程度と見積り、ギガノトサウルスがティラノサウルスより大きいという事実は無い。としています。)
身体が大きいので、老齢な個体だと考えられていましたが
実はスーよりも若い個体(25歳前後)だという研究報告もされていたりします。