娘が死別したのが15歳、今は22歳になる。

高校は高2の秋で休学。そのまま通信制高校へ転入。サポート校というものがあり、そちらへ通学した。レポート提出が中心で単位を揃え、短大の推薦入試に合格した。しかし最初から周りになじめず1ヶ月で休学。そしてある日突然いなくなる。半年間、義実家へ家出したのだ。私には何も言わずにいきなりだった。

妻を亡くしてから娘を叱ったことは1回しかない。

娘の想いを考え、叱ることなく見守ることにした。


娘の障がいについてであるが、

妻は療育手帳(軽度知的障害)のみ取得していた。

のちに私が大学病院に同行するようになった時に精神科に繋いでもらい、発達障害のひとつ、自閉症スペクトラム障害と診断された。

どちらかというとこちらの方が重い。

18歳前だった為、特別児童手当が申請できるのではと思い、医師に診断書を書いてもらい提出し認められた。しかし所得制限により、実際にはほとんど貰えなかったが。


娘が義実家から帰ってきたあと、成人式が予定されていた。娘は出たいと言った。一緒に行ったのは大学に進学した中学の同級生。ひとりになるんじゃないかと心配していたが、交流が続いていて良かったと思った。


そして二十歳を迎えるにあたり、障害年金の申請を検討した。仕事と家事で忙しいため社労士に申請代行を依頼。無事に障害年金が認められた。


それから2 年…

今は自立訓練施設に週3回通所中。

いずれはA型あるいはB型作業所で働ければいいなという希望がある。


まだ先の話になるかわからないが、障害者グループホームに住みながら、仕事ができればと思う。先月お泊り体験をしたばかりだ。


一人っ子のため、自分がいなくなった後のこと…親なきあとの娘のことについて考えるのがライフワークになっている。

また今の両親をみるにつけ、自分の終活についても考えるようになった。

相続、実家の処分、墓仕舞い、色々と考えている。

空き家になっている県外の実家には2ヶ月に1回は確認のため行っている。


これから娘のこと、自分のこと、両親のこと、険悪な関係の妹のこと、仕事のこと


考えるべきことはたくさんある。