タイムスリップ!黄金のキラキラ輝いていた66年洋楽の音楽シーンへいざ!
キングよりリリースされたアナログ・シングル盤の「オール・オア・ナッシング」(文中敬称略)
レコード002

オール・オア・ナッシング


このシングル盤は、'66年10月1日にリリースされた、A面は、「ALL OR NOTHING(和名:オール・オア・ナッシング)」、B面は、「アンダースタンディング」が収録。
この「オール・オア・ナッシング」は、ブリティシュ・インヴェイジョンの総大将ザ・ビートルズの「イエロー・サブマリン」をチャートの第1位から奪い取り全英第1位。
英国では'66年8月5日にリリースされています。













SMALL FACES』については、←の横文字サイトで。

レコ・ジャケにキャッチ・コピーは、書かれていない。

ザ・フーを紹介して、スモール・フェイセスに触れなかったら、大失態になっちゃうほど、超メジャーなモッズ系のビート・バンドである。

ブリティシュ・インヴェイジョン旋風が巻き起こっていた時代に、モッズ系のビート・バンドのスモール・フェイセスもデビューしている。
デビュー・シングル盤は、「What'cha Gonna Do About It(和名:ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・アバウト・イット)」で、デビューLP盤「スモール・フェイセス」の第6曲目に収録。

スモール・フェイセスのメンバーは、
スティーヴ・マリオット(Eg、Vo)、ロニー・レーン(Eb、Vo)、ケニー・ジョーンズ(Ds)、ジミー・ウィンストン(Key)の4人。
ジミー・ウィンストン(Key)は、'65年11月に突如バンドを辞め(技量不足にて解雇 容姿=顔に問題がありと書かれている資料もあるが…)させられ、イアン・マクレガン(Key)が参加。
ジミー・ウィンストンが去り、文字通り、今風に申せば『アイドル性イケメン・バンド』に!

※スティーヴ・マリオットは、'91年4月20日、国外旅行から帰宅した自宅でタバコの火をつけたままにし眠りにつき、その火が原因で自宅が全焼 享年44歳
※ロニー・レーンは、'97年6月4日、多発性硬化症により死去 享年51歳


日本では、GSのカーナビーツが有名だと思うが、モッズ・ファッションの聖地のカーナビー・ストリートで、自由に服が買えるという契約内容(週給20ポンド)で、興行師のドン・アーデン(豪腕)とマネジメント契約を締結しプロに。
※ジミー・ウィンストンの両親が経営していた『キャヴァーン・クラブ』に、スモール・フェイセスは出演していて人気者に、その噂を聞きつけ、他を押しのけ契約に成功。

デビュー・シングル盤は全英の第14位にランクインし、デビューLP盤も全英の第3位にランクイン。
順風満帆の船出をしましたが、稼げど働けど、スモール・フェイセスのメンバーには一銭も入ってきませんでした。悪名高きドン・アーデンが独り占め。

イアン・マクレガンは、当時のことについて↓のように語っている。
『自分達が世界のトップにいると思っていたし、毎日がパーティーのようで楽しかった』、『やりたいことを思いっきりやれたし、それなりに満足していたのかもしれない』、『ただひとつ、難点は、レコードがいくら売れても、アーデンとの契約のおかげで、僕らには一銭もその印税が入ってこなかったということを除けば…』と!

'68年に、スモール・フェイセスは、その才能を開花させ音楽史上最大の名盤を創りだしました。
そうです、
世界初の『円形ジャケットのLP盤でタイトルが“オグデンズ・ナット・ゴーン・フレーク”』です←6週間全英第1位。→B面には、ハピネス・スタンという人物が月の欠けた半分を探しに行くとストーリーになったコンセプトLP盤。A面は、新曲。

だが、これを機会にメンバー間がギクシャク(嫌悪感や憎悪感=互いに顔も見たくないゾ!)しだし、
'68年12月のコンサート(アレキサンドラ・パレス)会場で、スティーヴ・マリオットは「ティン・ソルジャー」の演奏中に突然エレキを投げつけステージから立ち去ってしまった。→当然の如く、バンドは脱退←その結果、これも当然の如く、スモール・フェイセスは解散に!



B面の「UNDERSTANDING」は、↓





次回に続きません。

SMALL FACES アンソロジー1965-67


SMALL FACESのLP(CD)オリジナル盤もいいのですが、SMALL FACESの初期のCDベスト盤(2枚組)は、SMALL FACESの名曲がたっぷりと収録されいます。モッズ系のビート・バンドを知る上で、お勧めです!税込、3200円!








東京の天気は、朝から気温が高い快晴で暖かかった紅葉の1日。
今夜雨が降る予報があるが、この時間帯になっても雨は降っていない。


P.S.:もし、お時間があれば、
『you tube』→『水平線の彼方から』、
憩いの館』へも訪問していただければ幸いです。


吉田拓郎さんのCDが本日の午前中に自宅に届いていました\(^o^)/