はじめまして、
私は現在鉄道会社で電車運転士をやっております。
私の鉄道員のキャリアは、始まりは某大手鉄道会社に入社して、駅員から始まり、車掌を経て運転士になりました。現在は家庭の都合により転職をして地方鉄道にて運転士をやっております。
私の簡単な自己紹介をさせて頂きます。
生まれは東京です。幼少期より鉄道に興味があり、東急沿線に実家があった為東急線には良く乗っておりました。今では考えられませんが、私も昭和生まれで幼い時の東急池上線と目蒲線(現東急多摩川線と目黒線)には緑の釣り掛けモーターの非冷房の電車が走ってました。JRも当時は国鉄で京浜東北線は103系が主力で電車はモーター音が大きなとてもうるさい物だと言う記憶が強いです。電車が好きな理由の一つにモーターの音が昔から大好きでした(いわゆる音鉄ですね)
その中でも小さい時から電車が遠くから近づくだけで次の電車の形式を良く親に伝えてたそうです。今でもモーター音で各メーカーの種類を見分ける事が出来るのはこの頃からの経験が生きてきてます。好きな事を現在仕事に出来てる事が幸せだと感じてます。
私の話はさて置き、きっと小さい時に電車の運転士や車掌や駅員などを夢見た人や、現在目指してる人は沢山いると思います。
私がブログを通してそんな鉄道を愛してる方や、これから鉄道員を目指してる方へ私の経験や、知識などを参考に出来たらと思いブログで色々お話しをして行きます。
まず最初に、鉄道を楽しむのには人それぞれ楽しみ方がありますよね?
私のように音鉄の人も居れば、写真を撮る撮り鉄、電車に乗る乗り鉄、模型を作るモデラーの方、中には発車メロディーや車内の放送を収録する方など鉄道だけでも沢山の鉄さんがいらっしゃると思います。鉄道マニアやファン以外にも一般の方でも鉄道を楽しむ方法は沢山あります。最近では観光列車や各社が車体の色を変えてその電車に偶然会えたらラッキーな電車など鉄道好きな人以外にも楽しめるのが鉄道です。
鉄道会社もコロナの打撃で利用者の数がコロナ前の水準になかなか戻らず収益を出すのに苦労しております。そんな中でも鉄道イベントの再開や、鉄道の駅に併設しての商業施設の完成など鉄道には様々な可能性がまだまだ沢山あります。
私は運転士の立場で、いつもお客様の動向を気にしながら仕事をしておりますが、毎日通勤で乗車する人、旅行で利用する方と目的は違えど鉄道を利用して目的地を行く事は同じ事です。皆様を安全、正確、安心して駅から駅までを利用して頂く事が私達鉄道員の使命です。
鉄道運転士になるのには、ただ鉄道が好きなだけで務まる事ではないのです。
さてここで全てのお話しをしてしまうと、話が長くなってしまうので、この先のお話しは次回にさせて頂きたいと思います。