夫が先生と話をしている間、私の手を握りしめる長男。
「会えないとか無理、帰りたい」そう言ってまた泣き出す。
点滴をずっとしていた方がいいこと、何かあった時に病院だと安心なこと、私は病気を見つけたり治したりしてあげられないし、会えないのは私も辛いこと、ゆっくりと伝えた。
病室まで一緒に行っていいと言われ、ベッドに寝たまま運ばれる長男に付き添って小児の入院専用病棟へ。
大部屋が私は良かったのだけど、本人の強い希望で個室を選んだ。
病室に入り看護師さんが色々説明をしてくれた。
幼児までは付き添い可能で、小学生以上はひとりで入院をしているらしい。
点滴を押しながら夜中眠れず歩いてる小さな子もいた。
なかなか泣き止まず離れようとしない長男
私は絶対泣かない、安心させるんだそう思って、大丈夫だから!すぐ会えるから!と励まし続けた。
病室を出て先生と看護師さんに挨拶をし、エレベーターで下におり、夫の顔を見た瞬間我慢してた涙がこぼれた。
安心してというより、ここまでになるまで何もしてあげられなかった悔しさと、後悔と、やっぱり寂しいのとぐちゃぐちゃの感情だった。
LINEで頑張る!と来たけど、すぐにやっぱり無理帰りたいになって、感情が落ち着かない様子だった。
最後には頑張ってごはんを食べてすぐに退院する!そう入ってきた。良かった本当によかった。