※今回の記事は終始茶番のみとなります。ご了承ください。

 

 

 

 

 

ライオネル「忙しいところ時間を作ってくれてすまなかったな。ジャック」

ジャック「いーよ、仕事もとっくに辞めて暇してるし」

ライオネル「え?研究所勤務をやめて別の仕事に就いたのは知っていたが、そうだったのか…」

 

ジャック「それより話って何?また転職すんの?」

ライオネル「いや…。ここで話すことではないかもしれない。だが、静かな空間よりはかえって話しやすいかと思ってな」

ジャック「そんなに大事な話?」

 

ライオネル「……ジャック。お前は、両親の顔を覚えているか?」

 

 

 

ジャック「………いや。でもあん時まだ小さかったからねー」

ライオネル「やはりそうだよな。当時のお前は小学生になる前くらいだったか、その年代ならうまく思い出せないとしてもまだ分かる。ましてやマリアは産まれたばかりで何も知らないだろう」

 

 

ライオネル「……そして、もだ」

 

 

ライオネル「当時の私は小学生だった。施設に引き取られるまでBrindleton bayにある家で暮らしていた日々も、学校へ行くスクールバスから眺めていた街の景色も、色褪せてきてはいるが確かに覚えている。なのに、母や父との思い出だけは…なにも、全く覚えていない」

 

ライオネル「思い出そうとしても、まるで本のページを破り捨てられたたかのようにすっぽりと記憶が抜けてしまっている。父親に至っては一緒に暮らしていたのかさえも確信がない…さすがにおかしいと思わないか?」

 

ジャック「まぁ…ね。でも施設の人に聞いてもたいしたこと教えてくれなかったし」

ライオネル「そうだ…母親は病死し父親は行方不明になったとしか聞かされなかった。実家は売り払われ、母の葬儀も当時の関係者だけで執り行われた」

 

ライオネル「あの時は…私がお前やマリアのそばにいて護ってやらなければと、全ての真相を知りたい気持ちを堪えて目の前の問題に立ち向かうことだけを考えていたんだ。長男の自分がいつまでも過去を引きずっているのはお前たちにとっても良くないと思ってな」

 

ジャック「…今さらそんな思い出話するために呼んだんじゃないだろ。そろそろ本題に入ってよ」

 

ライオネル「…私たち家族が住んでいた家。あの当時のまま、空き家として売りに出されているのを知っているか」

 

ジャック「うそー!?当時でもボロ家だったと思うんだけど。てっきり更地になってるかと思ってた」

ライオネル「引越しを考えて中古住宅を探していた時に偶然見つけたんだ。外も内部もかなり荒れているが、修理などをすればまだ住めるくらいの状態らしい」

 

ライオネル「それで、その家を破格の値段で買い上げたので引っ越すことにした」

ジャック「えっマジで言ってんの」

ライオネル「ああ。もう契約しちゃったぞ」

ジャック「そういうときばっかり勢いで動くよねアンタ…。思い出探しでもするつもり?」

 

ライオネル「当時のものが一欠片でも残っていないかと、な…。そうでなくても再びあの家で暮らすことで、両親との記憶を思い出せないかと期待している。それすら徒労に終わる可能性もあることは承知の上だ」

 

ジャック「ふうん…まぁそういうのは兄貴に任せるわ、俺は別にそこまで気にしてないし。でもマリアには言いにくいよね」

ライオネル「ああ、彼女も表に出さないだけで気にしている部分はあるからな…。然るべきタイミングが来た時に打ち明けるよ」

 

 

 

 

ジャック「はぁ…。兄貴もずいぶん物好きだね。真実を探ることが常に正しいことだって限らないのにさ」

 

ジャック「……もしもしマリア?久しぶり〜」

 

マリア「ジャック兄ちゃん!どしたの急に?珍しいじゃん」

ジャック『いや〜生存確認の電話だよ。兄貴が心配性こじらせてうるさくってさ』

マリア「はぁ…既読付けてんだから生きてるって分かるじゃんね。めんどくさいなぁ」

 

 

マリア「え、今?友達と一緒に街のお祭りに来てるの。それなりに面白いイベントだよ」

 

マリア「そろそろ家帰って宿題するからじゃあね…あ、レオ兄ちゃんには最低限のことだけ言っといて!お願いね!」

 

陽キャっぽい友達「マリっち、ここの屋台で晩ご飯買ってから帰るって!ご家族の人から電話?」

マリア「うん、2番めの兄ちゃんから。まだ生きてるか確認したかったんだって」

文学少女っぽい友達「なんだそれ。アンタそんなに家族と連絡取ってねえのかよ」

オタクっぽい友達「もう一人の兄上の話はよく聞いてましたが…なんだかんだでお二人ともマリア殿のことを気にかけているんでしょうな!どういう御仁なのか俄然気になってきましたぞ〜」

マリア「え〜?ジャック兄ちゃんはまだいいけど…レオ兄ちゃんは絶対ダメ!過保護すぎて無理やり一緒に暮らそうとしてくるかもだし」

 

マリア「それより早くご飯買って帰ろ!何食べよっかな〜……」

 

 

 

レオ兄ちゃんの新しいプレイ記録シリーズ、まだ準備中!

幽霊パックを遊ぼうと思ってます、いつかきっとそのうち!

そしてかなり前にコネコネしていたけど登校時のバグが直るまで放置している高校生たち…もう3ヶ月以上は直ってないんですが、日の目を見る時は来るんでしょうか?それとも見切り発車で遊んじゃったほうがいいんでしょうか……?

 

 

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