vol.1047
こんにちは!
国立市で
美と健康を
美療という視点でケアし
健康美容長寿の実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
先日のサロンワークで
考えさせられた出来事がありました
その日
担当させていただいた
ある2人のお客様についてなのですが
年の頃がちょうど同じくらい
40歳を少し過ぎたあたりの
2人の女性です
1人目のお客様はもう担当歴が20年近く
私が独立する前からのお付き合い
毎月
弱酸性カラーで白髪染めをなさいます
白髪染めを始めて10年近くたちますが
白髪染めは最初から
弱酸性カラーで白髪染めをされたので
髪の状態も良好で
白髪の増えるスピードも遅く
10年近くたった今でも
白髪の量は全体の10%くらいでしょうか
弱酸性カラーは髪と地肌に
負担をかけないので
良好な状態をキープされています
そして
頭皮の状態は顔の肌の状態にも
影響を与えるので
弱酸性カラーで白髪染めをしている方は
頭皮も良好な状態なので
お顔の肌の状態もクスミもなく
とても綺麗です
一方のお客様は
担当歴が6年ほどです
他店でアルカリ性の白髪染めと
縮毛矯正を長年続けられていて
ダメージがひどく
どうしようもなくて
当店へはご紹介でご来店されました
それから
弱酸性カラーに白髪染めを変えて
2年近くかけて
髪の状態を回復させてきました
今では縮毛矯正をしなくてもいいくらい
髪の状態が良くなり
良好な状態をキープしています
しかし
こちらのお客様は
私が担当させていただく前に
他店でアルカリ性の白髪染めと
縮毛矯正を長年続けられていたので
髪にダメージを受けていたのは
もちろんのこと
地肌までダメージを
受けていらっしゃいました
その結果
白髪の増えるスピードが早く
今では全体の50%が
白髪になってしまいました
長年アルカリ性のカラーを
続けていた影響で
地肌は乾燥して弾力をなくして
硬くなっていて
血流も悪くなっているのがわかります
お顔にもその影響が現れていて
クスミと乾燥を気にされています
同じ年の頃のこの2人のお客様
それぞれの体質の違いや
生活環境の違いはあるでしょうが
過去の美容室での施術の違いが
現在の2人の違いを表していることは確実です
アルカリ性の薬剤で
パーマやカラーを続けてきた方と
弱酸性の薬剤で
パーマやカラーを続けてきた方
この違いは年齢を重ねるほどに
如実に現れてきます
この違いを目の当たりにすると
こんなに違うのか
というくらいに感じます
一方は柔らかく
一方は硬い
一方はツヤがあり
一方はクスでいる
一方は白髪が少なくて
一方は白髪が多い
一方は若々しく見えて
一方は老けて見える
この違いを美容師として
目の当たりにしてきました
この違いは何なんだ
と思うほどです
その違いは明らかに
使用する薬剤の違いなんです
アルカリ性の薬剤を使用することで
老化を促進してしまう
ということを
目の当たりにすると
いくら
綺麗な色やカールが出せても
お客様にオススメすることはできません
1人でも多くの女性にこの違いを
認識していただくことが
私の美容師として使命であると感じています
それでは
また明日
rico