韓国キムチの輸出、 日本市場で21カ月連続で減少!! | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

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韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国キムチの輸出額が2012年11月から先月まで21カ月連続で減少したことが分かった。

27日、韓国農水産食品流通公社(aT)は今年1~7月のキムチ輸出は1万4725トン・5049万ドルで、前年同期の1万5226トン・5355万ドルより物量3.29%・金額5.71%減少したと伝えた。

aT関係者は「輸出不振はキムチ全体輸出の73.7%を占める日本市場での苦戦が関連している」と説明した。

また「円安現象のため国産キムチ商品の価格競争力が弱くなったのが最大の理由」としながら「嫌韓の雰囲気のため現地で広報活動を積極的に行いにくいのも一つの原因」と述べた。

(中央日報  8/27)






韓国の代表的な食品といえばやっぱり「キムチ」ですよね。

日本でも韓流ブームに乗ってかなり普及しました。

でも最近の嫌韓の雰囲気で日本でのキムチの消費がかなり減少してしまったようですね。

食品や商品には何の罪も無いんですが、結局、韓国が嫌いになるとキムチや韓国産の商品も嫌いになってしまうんですね。

もちろん、韓国でも反日感情が高ぶると「日本製品不買運動」とかやっていましたから同じなんですが、韓国だけかなと思っていたら日本も同じなんですね。

日本への輸出が全体の73%もあったなんて、ほとんど日本が韓国産輸出キムチを消費していたということですね。


実は小生が80年代に日本にいた時、まだ日本にはほとんど入って来ていなかった韓国産キムチを輸入しようとした事があったんです。

ところが韓国産キムチは乳酸菌の発酵食品なので輸送途中、温度を常に10度ぐらいに維持しなければならないのですが、当時は冷蔵コンテナーなど輸送手段が発達しておらず、結局うまくゆかなかった苦い記憶もあるんですよね。

その後、韓国の88オリンピックを契機として「韓国ブーム」が起こり、キムチがどこでも買えるほど普及してゆくことになったんですけどね。


まあ、日本だけでなくキムチは韓国でも消費量が段々減ってきているようですね。

昔は家庭で漬けていたキムチも今はスーパーで購入する家庭が韓国でも増えてきました。


昨年、韓国のキムチを一斉に漬ける「キムジャン文化」がユネスコの無形文化財に指定されましたが、段々韓国でも見られない風景になってゆくかもしれませんね。