韓国では明日(1/31)がソルナル(旧正月)で民族大移動の名節です。
今日から来週の日曜日まで連休で、都会にいる家族が田舎の父母の元に集まってきます。
ソウルはあいにくの雨模様で、明日も“日の出”を拝むのは難しそうですよね。
ソルナルの朝は“トックク”というお餅汁を食べた後、子供たちは祖母やおじさん、おばさんにセベ(敬拝)してセベトン(お年玉)をもらいます。
昔は大家族で子供たちも数十人になるので大変だったようです。
最近は子供の数は減りましたが、セベトンの“単価”が上がっているので、それはそれで大人たちにとっては結構な負担にはなりますけど。
さて、写真にもあるように韓国にも「茶道」があります。
一部では「日本の茶道のパクリだ」、「いや、韓国の茶道が源流だ」とか色々騒がれてもいるようですね。
日本の茶道は千利休を始め、歴史的にもはっきりしており、歴史ドラマにもよく登場しますが、韓国はどうも一般に馴染みもなく起源も曖昧なようです。
なにより韓国では一般的に食後に日本のようにお茶を飲むという習慣はなく、ご飯のおこげに熱いお湯を注いだ汁を飲んでいました。
私もよく「コリアンティー」だと言って飲まされましたが、淡白な味であまり好きにはなりませんでしたね。
また韓国の茶道の写真を見てみても、女性がある時は胡座をかき、ある時は立てひざをしたり、ステンレス水筒が出てきたり、時にすごく巨大な茶せんが出てきたりとまだまだ形式が整っていない感じをうけますね。
韓国茶道が“儀式”や“礼節”の一環としては存在したのでしょうが、日本の『茶道』のように“道を究める”人生観、哲学的世界まで踏み込んでいるような深みはちょっとまだ感じられませんね。