またまたお騒がせのカード会社情報流出事件です。
韓国の大手クレジットカード3社などから大量の顧客情報が流出した事件で、被害者に朴槿恵大統領や潘基文国連事務総長も含まれるとみられることが21日までに分かった。
カードの使用実績や延滞料など、会員の経済状態が分かる詳細な情報も流出。カード会社にはカード再発行を求める会員が殺到し、業務がまひするなど問題が拡大している。
(サンケイ 1/21)
このカード騒動、今、韓国中を騒がせています。
大手クレジットカード3社から延べ約1億400万人分の顧客の個人情報が流出していたということですが、これって韓国人口の2倍ですよ。
まあ、私はカード1枚しか持っていないけど、うちの奥さんはカードマニアみたいにたくさん持っていたから、かなりヤバイかもしれません。
本人は知ってか知らずか、あわてる様子もなく銀行に駆け込む様子もありませんけどね。
大統領や国連事務総長さんのカード情報も漏れていたみたいだから、我々庶民は漏れても当たり前ということなのかも知れません。
今回の事件、外部からハッカーが侵入して情報を引き出すという「高度なデジタル技術」とは全く関係ないんですよね。
情報セキュリティー会社の社員が、カード会社内での作業中に顧客の名前や住所、カード使用歴などをUSBメモリーにコピーして持ち出し、売りさばいたという極めて「原始的なアナログ技術」なのです。
おまけにドサクサに紛れてカード会社を詐称して「あなたのカード情報が漏れた」と言って色々カード情報を聞き出す2次被害まで発生している状況です。
自分の知らないところで自分の“個人データ”がどんどん公開されて行くというのは、身ぐるみ剥がされていくようで気持ちのいいものではありませんよね。