直前のドタキャン! いつもの北朝鮮の戦術ですね。
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の報道官は21日、北朝鮮・金剛山で25日から始まる予定だった南北離散家族再会事業の延期を一方的に発表した。
南北で運営してきたものの現在は止まっている金剛山観光の再開協議も先送りにするとした。
韓国側が「南北対話を対決に悪用している」ことを理由として主張。
離散家族の再会は「対話と協議が行える正常な雰囲気がつくられるまで延期する」とした。
(サンケイ 9/21)
開城の工業団地が5ヶ月ぶりに再開し、続いて南北離散家族の再会が今月25日に予定され準備も最終段階に来ていた矢先、突然の再開事業の延期を一方的に宣言してきた北朝鮮です。
いつもの事とは言え、相変わらずドタキャンぶりには韓国側もヘキヘキしている事でしょう。
1000万人といわれる離散家族は南北分断とその後の3年に渡る朝鮮戦争で発生した民族の悲劇であり、生存者が高齢のため少なくなりつつある現在、人道的にも早急な実現が望まれています。
せっかく交渉を重ねて合意をしても簡単に反故にしてしまう北朝鮮をまともに相手をするのはさすがの韓国も難しいようですね。
しかし、気に入らないからと言って“引越し”する事もできませんから、「気難しいお隣さん」として忍耐をもって付き合って行くしかないでしょう。
しかし、韓国も日本と1965年に結んだ「日韓請求権協定」の内容を反故にして、日本企業に対する賠償判決や慰安婦賠償請求を国を挙げて行っているのを見ると北朝鮮も韓国も変わりないなと正直思ってしまいますね。
協定や合意を簡単に反故にすると、それは国際社会での信用を喪失することになり、信頼を失うことになります。
韓国が今回の北朝鮮の一方的な合意違反を遺憾に思うなら、日本との協定を一方的に反故にしている自分たちの行動も反省してほしいものですね。