私の生まれ育った埼玉県秩父市
もの心付いた頃からいつもの遊び場・・・椋神社
この椋神社で秋に執り行われる例大祭の付け祭り「龍勢」

この椋神社に「龍勢」(花火)を奉納することが
ここに生まれた者にとっては成功の証
「大人になったら偉くなって龍勢を上げたい」
これがこの地に生まれた者のプライド!

変な話、誰でも奉納はできる(金出せば)
だが周りが認めて初めてって暗黙のルールがある。

GLOBAL SESSION開業10周年

前進であるWindRipを起こしてから早10年
その翌年「龍勢を上げるって子供の頃からの夢がかなった」

嬉しかった・・・
オレもここまで来たんだ!って思った。

今回で9回目の奉納

今年はどんなドラマが待っているのか?
今オレの中には楽しみな気持ちと怖さが同居している。



龍勢
埼玉県秩父市吉田の「椋神社例大祭」は、椋神社の「龍勢祭り」として呼ばれ、親しまれている。パンフレットには、『龍勢は、矢柄(龍勢のバランスを取り、狙った方向に飛ばす)となる長い竹を用意し、火薬筒に松材を使い、これを縦に真二つに切って中をくり抜き、それを合わせて竹のタガをかける。火薬は硝石、炭、硫黄を混ぜ黒色火薬を作る。調合の比率はそれぞれの流派によって異なるが、十(硝石):二(炭):一(硫黄)を標準とする。これを筒に入れキメ棒、カケヤを使い堅く詰めていく。最後に筒の底に錐で穴をもみ噴射口を作る。この他龍勢に取付ける背負い物(ショイモノ)を作る。背負い物は、火薬筒に取付けるもので、昔から唐傘、のろせ、吊るし傘などがあり、これらの龍勢は上空に昇りつめた時にひらひらと落ち来るように仕掛けられている。近年は技術の向上から、「矢柄止」と言う落下傘でで矢柄全体を吊った龍勢が、安全上からも標準となった。』と記されている。江戸時代初期頃から秋の例大祭の祭礼に近隣の農民たちがこの手作りのロケット式花火を奉納しているという。この手作りのロケット式花火は、埼玉県の「無形民俗文化財」に指定されていて、椋神社近くの「芦田山」中腹に設定された発射矢倉から打ち上げられます。打ち上げられたロケットが上空でまるで龍の如く舞ながら落下します。
 最近は、朝の9時頃から夕方5時頃まで、約15分間隔で30数発の龍勢ロケットが「東西、東西」で始まり「椋の神社にご奉納」で終わる「口上」とともに打ち上げられる。この「口上」がいいんです。見事天高く舞い上がり、打上げ成功の龍勢もあれば、発射台で自爆してしまう龍勢もあります。
どちらも製作に携われた皆さんの一年の熱い思いが込められた龍勢であり「人生悲喜こもごものドラマ」であることを胸にご覧下さい。

昨年の模様↓
http://www.cpfe.net/makotokutsukake/blog/?p=14741