うちには点をとれる奴がいる
オレが30点も40点も入れる必要はない
オレはチームの主役じゃなくていい
魚住はいいこと言うなー
と、当時小学生の僕は思った。
今でもそう思う。
一人の人間にできることなんて限られている。
「可能性は無限だ」という考えを持っている反面、それもまたリアル。
つまり人間は「掛け算」なんだな。
たとえば、僕は建築家の中木くんに強烈な憧れを抱いている。
いわばファンである。
自分も彼みたいな仕事ができたらな…
なんて思ったりもするが、そうではなくて、
人にはそれぞれの仕事ってもんがあるんだってことにあるとき気づいた。
なんでもかんでも全部自分でやろうとするんじゃなくて、
自分ができること、彼ができること、それを掛け算することで
よりでっかい価値を生み出せるんじゃないだろうか?
点が欲しいときは中木くんにとってもらう。
自分はリバウンドしてアシストすりゃいいんだ。
2点は2点だからな。
むしろ中木くんにパスを回したら
自分にはできないバスカン3点プレイをしてくれるかもしれない。仙道のようにね。
可能性ってもんは掛け算してはじめて無限になるんだ。きっと。
たとえ話に中木くんを出してしまったが
つまり何が言いたいかっていうと、
スーパースターなんて目指さなくていい。
魚住であれ。
ってこと。