どうしてあなたは

いつも

そうなのです。

 

 

なぜ

どうして

 

俺の側にいないのです。

 

一人で行くのです。

 

 

俺の中にいればいいでしょう?

 

他の者など

必要ないでしょう?

 

俺だけで

いいではないか。

 

 

なのに、なぜ

 

一人で

行ってしまわれるのです。

 

 

たまには

俺の言うことも

聞いてはくれぬか。

 

 

一人で決めず

俺の言うことに

 

従順に

おとなしく

従ってはくれぬか。

 

 

イムジャ………。

 

 

分かっているのです。

 

俺は……。

 

十分…分かっているのです。

 

 

そのような

自分の意思を持つ女に

 

俺の言うことなど

これっぽちも聞かない女に

 

惚れたのだという

ことくらい。

 

 

とっくに

分かっているのです。

 

 

あなたは、

俺だけの中では

生きられぬひと

 

 

俺だけでは

満足できないひと

 

 

そうでしょう?

 

そうなのでしょう?

 

 

イムジャ………。

 

 

 

 

何度ため息をつけば

 

幾晩こうして愚痴を言えば

 

終わりがくるのでしょう。

 

 

 

もう、俺とあなたしかいない場所へ

あそこへ

行ってしまいましょうか?

 

 

俺と

あなただけ。

 

 

俺と

イムジャ

 

だけ。

 

 

俺と

ウンス

 

 

ヨンとウンスだけの

あの

二人きりの

 

 

禁断…の…………

 

 

場所へ…………。

 

 

 

あなたを………

 

 

 

お前を

 

閉じ込めて

しまいたい。

 

 

あそこで。

 

あの場所で。

 

 

 

俺の

 

中へ。

 

 

 

チェ・ヨン

 

 

 

 

閉じ込めたい

縛ってしまいたい

俺の中だけに

 

あなたを

お前を

 

イムジャを・・・