暖房のいらない暖かい朝が続いている。三が日とも目の覚めるような晴天だ。縁起がいいのか、迫りくる温暖化現象の一端なのか。紅白で演奏されたB’zや石川さゆりを流して起床のBGMとし、お雑煮の朝食用意。一番最初に曲に反応して「ありがとう!」と返事をしたIがいつまでも起きてこず、4人で食べ始め、Yだけが残って食べ続けているところへのっそりと降りてくる。仕方なくもう一度耐熱器に入れ替えて温め直してやる。いつか奴も人の親となって、自分がかけていた手間に気づくときも来るだろう。
Wは例によって8時から塾に向かい、できれば図書館に行ってほしいとA子が願っていたIは今日は家で書初めの課題に取り組むようだ、というよりそれを口実にYと一緒に過ごしたい様子。あいつは元旦の決意表明の時も義母見舞いの時も、自分の高校受験目標を明確に口にしなかったが、K高受験に迷いが生じているのは仕方ないとしても、受験そのものにどれだけ真剣に向き合おうとしているのか甚だ心もとない。
今日はA子が夕食準備してくれるというので、買い物も含めて任せ、俺は昼からウォーキング。今日は時間もあるしぐるっと森林公園外縁の一周に挑戦してみよう。かつて行っていたウォークコースを思い出しつつ歩を進めるが、いつの間にか一般道へ出てしまい、延々と車が行き交う国道沿いを歩き続ける羽目になってしまった。まあ歩道もしっかり確保されていて安全だし、風情の点さえ目をつぶれば平坦で歩きやすい。ただ想定していたよりずっと外側コースとなってしまい、結局2時間半かかって15㎞近い距離となってしまった。帰りついたころにはもうクタクタ。
でも体重をできるだけ冬休みのうちに元に戻したい俺としては、ここで甘えるわけにはいかない。疲れた体に鞭打って、いつもの筋トレに移行。休み休みとなって時間がかかったが、何とか完遂。風呂前の体重測定が楽しみだったが、何と昨日から200g程度下がっただけの68.3㎏、体脂肪率はむしろ上がって25.1%。確かにほとんど汗をかかない運動だったとはいえ、これほどカロリー消費につながらないとは…。やはり食事の方から変えていかないと思うような結果につながらないようだ。でも酒を制限しなければいけないなら、もう体重にこだわるのも止めてしまおうかという気にもなる。
のんびり過ごせた冬休みも残すところあと土日の二日間だけだ。今年は両家とも親族交流さえなかったので、余計に羽を伸ばせたという実感がある。であれば体重が多少増えてしまうのも仕方ないか。今晩はA子作の焼き肉、ポテサラ、野菜スープの定番。どうも彼女は「自分はこれしかできないから」などと決めつけて、レパートリーを広げる努力を放棄してしまっている風がある。まあ俺も授業や部活指導において今さら技術向上を思わなくなってしまっているので、人のことは言えないが。美味しくご飯を頂き、発泡酒1缶とワイン数杯(日によって焼酎水割り)といういつもの晩酌。
食事終わりごろからスマホのTverで「芸能人格付けチェック」を子どもたちと見る。ワインの100万円と5千円の違いがクイズに出題されるほど微細なものなら、もはや100万のプライシングが通用する世界は我々の日常からは隔絶された異次元の場なのだと納得するしかない。次の弦楽八重奏は上流使用楽器の総額が78億数千万円ときた。こうなると言ったもの勝ちというか、実際にその値段で市場が動く世界が想像できない。でも音色の違いはテレビ越しにも案外伝わるもので、つまりは聞きなれたまとまりのある演奏よりも、良いか悪いかの判断はつけかねるとして特徴のある音色(その方ミスリードしやすく番組が盛り上がる)を持つ方が「上流」なのだと納得はできた。