今日はIのピアノ送迎を頼まれていることもあり、部活もないので1日年休を取ってあるのだが、やっぱりWが朝から塾へ向かうので朝食準備もあり6時過ぎには起きだす。何より金魚のベルがもう死んでしまっていたら、母子が起きだして死骸を発見する前に埋葬を済ませておいてやりたい。そう思いつつ恐る恐る水槽を確認すると、体をくの字に曲げて底に沈んではいるものの、まだ鰓がかすかに開閉して息があるのがわかる。水槽の外側を軽くノックすると、力を振り絞ってひと泳ぎしてみせ、またゆっくりと沈んでいった。まだまだ生きる気力はあるようだ。
子どもらに昨日の豚汁の残りと目玉焼きで朝食を振舞う。と思ったら昨夜出さなかったネギトロもあることを思い出し、朝から豪勢な内容。2合炊いたご飯が空になるほど食欲を見せてくれた。洗い物をしている間にW・Iと相次いでA子が送って行ってくれた。Yも年明け講義に向けていろいろ準備があるとか言っていたくせに、パソコンを持ち出して来てネトフリを立ち上げ、最近アニメでやっていたという「らんま1/2」を再生して一緒に見せてくれる。また古い漫画を…と思ったが、最近のリメイクだというから驚き。
こんなジェンダー問題に神経質な時代に、性別・性差を正面から扱って徹底的にギャグ化している作品をよくリメイクしようと思ったことだ。確かに高橋留美子の作品はどれも古さを感じさせず、キャラクターが魅力的なので人気は出ると思うが…。にしても80年代の作品だろう?「おそ松さん」と言い「キューティーハニー」と言い、昭和サブカルチャーの掘り起こしが絶えないね。うちは俺がスピッツやエレカシ好きで選曲バイアスをかけてしまっている責任を感じていたが、世間全体が「古くても良いものは良い」と言う価値観を持ってくれるのならありがたい。
たしか屋根裏に「めぞん一刻」が全巻揃っていて、度重なる古書の「総ざらい→ツタヤ行き」を潜り抜けていたと思ったが…と登って探すと、確かに一そろい綺麗な状態で発見することができた。10年ほど前、子どもらに漫画ブームが生じていた時に、Yに紹介してやろうかと思った時もあったのだが、A子に言わせると「まだ恋愛ものは早い」とのことで寝かせてあったのだ。確かに下ネタこそないものの、男女の駆け引きなどが小学生には生々しかったかもね。またIが見つけてハマると受験の邪魔になるので、3巻だけこっそりYに渡しておく。目を輝かせて受け取るY。
今日はA子がクリスマスディナーを作るのと、夕方からピアノレッスン生が来るのもあって、俺がIをM乃先生宅まで連れて行く。Yも秋田お土産の「バター餅」を渡したいと言って同乗。久々にM乃先生宅までのドライブ。いつも俺の送迎では無言を通しているIもYといると楽しそうに会話を弾ませる。結局一昨日のコンサートの反芻から、関ジャニ縛りのBGMになってしまうんだけどね。
M乃先生に挨拶してIを預け、レッスンが終わるまでYとアピタの本屋で過ごす。今日発売の呪術廻戦29・30(最終)巻をめでたくゲット、と言うか平積みてんこ盛りポップだらけで大々的に呪術廻戦フェアを展開している。Yに松本清張のおすすめを聞かれたので、家にある「砂の器」を貸してやることを約束。他にYは「窓際のトットちゃん」(これも探せばお袋の買い置きがありそうだが)、俺は「継体天皇~分断された王朝~(関裕二著)」の文庫本をそれぞれ購入。
レッスンを終えたIを乗せて帰途につく。帰りも延々関ジャニのイントロクイズ。これまで3人を乗せてのイントロクイズは、圧倒的に知識が足りないIがいつもお味噌状態だったが、いつの間にかスマホもパソコンも使いこなし情報収集に余念のないIは、Yも真っ青のオタク化を進めており、マニアックな選曲でもビシビシ当てて得意顔。あの頃(と言ってもたかだか数年前なのだが)の悔しそうに黙り込んでしまっていたIに、その後の成長ぶりを教えてあげたい気分。
帰って夕食はA子力作のローストチキン、スモークサーモンの手毬ポテト、野菜スープ、バターバゲット、ジャム乗せクラッカーと毎年恒例のクリスマスディナー。ツリーも屋根裏から降ろして飾り付けてあった。しかしBGMはやっぱり関ジャニで、クリスマスソングで盛り上がる年代でもないということか。イブは昨日だったしね。チキンが丁度良くジューシーに焼けていて滅法旨く、A子のイベント時の底力をまたしても見せつけられる思い。