学校が休校になったので当然土日の部活も全面中止、望外の夏休みボーナスラウンドと言った感じ。朝から慌ただしく動く必要のない幸せを嚙み締めつつ、激しく降り続ける雨の音を聞いていると何とも心が安らぐ。しかしその心の更に奥底では、この週末2日を過ぎたら、今度こそ逃れようのない仕事の日々が待ち構えているんだなあという重苦しい感情、いっそ台風がもっと停滞して、持ち授業が5コマもある月曜まで休校になるよう頑張ってくれないか…なんて身勝手な思いまで渦巻いているのだった。まるで生徒と一緒…還暦なのに。

 

風呂掃除も洗濯もの干し(風呂場に)も終え、サンドイッチの具にするタルタルソース(ゆで卵・ハム・アスパラを和える)を作り、炒飯の残りと二本立てで朝食用意。8時近くなって降りてきた母子、A子の中学から持ち帰ってきたコッペパンで作ったタルタルサンドに大喜び。結局炒飯はほとんど口にせず、俺が片付けることとなった。

 

琥珀の避妊手術が無事終わり、一刻も早く引き取りたいというA子の願いで受付開始早々に予約電話、9時の開業に合わせて出発。雨は降り続けているものの、時々激しい豪雨になる他は意外とおとなしく、もう台風も熱帯低気圧に変わったのかと思わせる。予報ではこの時点で四国に達しており、昨日よりは影響を強く受ける位置にいるはずなのに、生徒を登校させた一昨日の方が激しかった気がしてならない。ゲオで「ヒストリエ」のレンタル延長(A子がハマった)を済ませて予約時間前に医院に到着。昔よく行った味噌ラーメンの店「K」の隣。

 

医院では丁寧な説明を受け、ケージに入った琥珀を引き取る。不安そうに中で身を縮こませていて、ずいぶん大人しい。雨は相変わらず時々強く降ったり小雨になったりを繰り返している。ピアゴで今晩の食材を買い込んで帰宅。ケージから放った琥珀はたちまちクローゼットのどこかに隠れこんでしまった。手術の仕方が丁寧だったせいか、傷跡を執拗に舐めることもなく、従ってあのエリザベスカラーなるものもつけていないので、素早く隠れられると見つけるのに苦労する。まあ元気でよかったよ。

 

昼にサンドイッチの残りを食べさせ、今日も明日もあるというIの塾へ二人で送りがてらF市実家へ。Wの大手塾は台風を配慮して休みにしたというのに、地元中学生を相手にしたこちらはなかなかスパルタなことだ。案の定送迎の車でごった返して渋滞。でも中には傘をさして歩いてくる子もいて感心。うちが甘やかせすぎているのかもしれないね。そんなことをA子と話しながらF市実家に向かう途中が、本日最大級の振りだったかも。ワイパーを最強にしても前がかすみ、ノロノロ運転を余儀なくされる。幸い実家に着くころには収まってくれた。

 

向かいの義兄宅にG場土産の鴨燻製肉とビールセットを届け、実家で失くしたというIのワイヤレスイヤホンを探索。各部屋を見て回ると、奥のピアノ部屋で雨漏りがしているのを発見。びしょびしょになったソファを運び出し掃除。やはり人が住まなくなった家は破損の発見も遅れ、朽ちていくのも早くなるわけだ。ご近所も隣接しているし、所有責任者となった義兄も気が重いことだろう。うちの実家は親父が隣へ売り払っておいてくれて本当に助かった。

 

結局イヤホンは見つからず、途中の道の駅的販売所で野菜類を買い足してIの迎えに。約束していた時刻前に正面入り口に出ていてくれたので、スムーズに乗せられた。中には連絡がうまくいかないのか狭い駐車場から動かない保護者もいて、車の流れを阻害している。いったん駅ロータリーに戻ればいいのに…。Iは車に乗り込むとすぐにAこのスマホを借りて後は一心不乱に画面を見つめている。高校に入って自分の分を買い与えたらどれだけ依存が深まるのか、今から不安でもある。

 

帰って夕食作り。今晩はコッペパンを消費すべくクリームシチュー、ブロッコリーとツナのサラダ、胡瓜とチーズとハムのサンドイッチ。5時過ぎからのんびり作り始め、夕食開始の19時過ぎまでずっと飲み続けているので食事開始時にはかなり酔っている。ダメだね~せっかくの団欒の時間を。でも楽しく会話できていたし、何より飲みながら作る時間が俺にとって一番の休日の充実タイムなのだ。20時過ぎには眠くなってしまうのが難点だが…。