4時半に自然と目覚めるが、再度寝直せる幸せを噛みしめる。と言ってもそうそう寝ていられず、6時台には起きて朝の諸準備。土曜は洗濯物が多く二度に分けて干すが、その後A子が更にトレーナー類を洗って追加。今日は陽の光が弱く午後からは雨も降りだす不安定な天気だったため、ベランダぎっしりに並べた洗濯物は乾きが悪く、結局一部を風呂場に移して乾燥させることに。まあ仕方ないのだが、A子が追加の洗濯をする前にちょっとベランダを確認して、急ぎのものでないのなら別日に振り分けるくらいの配慮をしてほしかった。

 

まああまり家事について細かいことを言うとパワハラ的に取られてしまう恐れがあるので我慢。ただYが一緒に暮らしていた時と比べて普段の洗濯物の量が格段に減って、久しぶりに二度に分けて洗った今日に限っての追加だったのでつい愚痴りたくなる。代わりに「Yのいた時は洗濯物多かったね~」とA子に投げかけると、「だってあの子お嬢様だから一度着たものは何でも洗濯籠に投げ入れるんだもん」と上機嫌で答えてくれ、俺の発言の真意には到底推察が及ばないようだ。そりゃそうか。

 

朝食は昨日のチキンライスに残っていた白飯を混ぜ込んで卵と炒めた炒飯、これは量が少なく母子に給仕し、俺は彼女たちが起きる前に一人インスタントラーメン(エノキ・卵・海苔を具)で済ませる。その後は休日定番のリビングカウチ、図書室で借りた「SOSの猿」を読了。この作品が五十嵐大介の漫画「SARU」と対をなした作品と知りネット購入して続けて読んでみる。伊坂の作品が日常の延長線上にあるファンタジー的内容だとしたら、五十嵐の作品は地球規模の正邪の争いをあらゆる宗教史や民俗学を用いて描くスペクタクル。でもきちんとつながりを感じるのが面白い。可愛らしく一途な奈々ちゃんがあのユーモラスで母性溢れるお姉さんになるんだね。

 

昼は母子はサンドイッチ、朝刊についていた土曜版のクロスワードパズルを母娘で賑やかに取り組んでいたが、どうしても1字分からないと俺に質問に来る。「目〇竹」と「金〇流」に共通する漢字は?と聞くので即「釘」だねと答えると、感心するというより呆れた様子。「辞書みたいだね」って言ってくれるのはいいが、褒めているように聞こえないのは何故だろう。夕方に娘二人のピアノ演奏を聞かせてもらう。もう発表会は来週だ。

 

今日も運動する気になれず、買い物を済ませてそのまま夕食準備へ。体重はこのところずっと66㎏台で安定していて、糖質制限もサボり気味だ。年末からどんどん生活スタイルが自堕落になってきている気がするが、その反面運動に関しては「また近いうちに再開したくなるだろう」と楽観的に構えている。ルーティンが義務的に感じてしまうのが嫌なのであって、習慣化されることはむしろ望ましいと勝手な言い訳。晩飯はブリの照り焼き、正月に買った叉焼の青梗菜添え、大根の味噌汁。

 

2階で録画した「水ダウ」や「それスノ」を見ながら夕食。特段ファンでもないが、独身時代から30年以上テレビで見続けてきた松本人志が今後本当に見られなくなるのかと思うと不思議な気持ちになる。記者会見など開いてもう少し自分の言い分を説明してほしいとも思うが、あれだけの功績を残したのだからこのまま静かにフェイドアウトするのも本人に許された終わり方なのかも知れない。