最近主にネット上のみで話題になっている山下達郎のジャニーさん擁護発言問題、これまでカリスマ的にあがめられてきてバッシングなどとはほとんど無縁だっただろう達郎が、「忖度以外の何物でもない」と叩かれまくっている。正直、彼の音楽からにじみ出てくる人間性も含めて好きだっただけに、簡単に批判へと転じられない。彼も自分の正直な気持ちを吐露しただけで、これほどの批判にさらされるとは思っていなかったのではないか。

 

思うにこれは学校の体罰問題に似ている。今や体罰は単なる暴力であり言い訳の余地ない悪行で、教員資格さえはく奪されかねない犯罪行為である。が、ある時代までは教員の熱心な取り組み姿勢を示す真剣さの発露と肯定的に見られていたのも事実だ。もちろん場合・程度にもよるが、一定年齢以上の人たちの中にはそのような指導を受けてきて感謝の気持ちを抱いている人も多いだろう(その逆も多いだろうが)。90年代くらいから立て続けに体罰を苦にした自殺事件などが起こり、世間の認識が替わり、常識として正論として「体罰ダメ、絶対」になったのである。

 

もちろん元々はっきりと犯罪行為だった性的行為の強要と、指導とのグレーゾーンに置かれていた体罰とは深刻度が違うだろう。だからこそ過去の被害について現在になって告発が相次いでいるのである。でも加害被害どちらの側でもない達郎が、仕事上恩義のある加害者をつい古い価値基準で擁護してしまう行為は、そんなに社会的に責められるものなのかと思ってしまう。昔の上司のセクハラ行為、あなただって笑って見過ごしてきたでしょう? …なんてガラになく社会批判…。

 

今日は厚い曇りだが洗濯物外干し、しょぼしょぼ降る時もあったが何とか乾いたようだ。夏休み前最後の授業で欠課時数がオーバーになる生徒が出たり、放課後の謹慎解除指導に親が来るまで待たされたり、いろいろ振り回されて忙しかった。帰宅が遅くなり、今晩はレトルトカレー、茹で卵トッピング。それだけじゃ何だと思い豚ニラもやし炒めも作るが、そちらの方は子供達さっぱり手をつけず。レトルトカレーで十分だってか。今日は何とかノンアル達成。