夜中に目が覚めてしまい、それでも休みだから心おきなく二度寝ができると安心していたのだが、6時半、ミニバス大会に出向かねばならないA子がIを起こす声に叩き起こされる。A子の急き立てる尖った声は破壊力抜群で、もう聞きたくない!という思いから俺もIを急かして準備を急がせることになってしまう。せっかくの休みの日なのに…と恨めしい思い。母子はハムトーストを食べて慌ただしく出て行った。起こされた俺は昨日の天津飯の残りを温め直していると、A子から電話。体温チェック表を忘れたから届けてほしいとのこと。コロナ渦中の新しい社会マナーだね。N瀬小体育館まで届ける。朝から雨模様。帰りにY・W朝食用のサンドイッチをコンビニで求める。
帰って日記をつけているとお袋が「杏林堂へ行ってほしい」と下から声をかける。のはいいが、頼んだ時にはもう土間でスタンバっているのだ。別に待たせておけばいいのだが、何だか急き立てられているようで気分が良くない。戻って洗濯物干し、終わる頃にYが申し訳なさそうに買い物に付き合ってくれるよう頼んでくる。そういえば昨日頼まれていたんだっけ。いいよいいよ、むしろ光栄だ。なんてお袋の時とは心境のえらい違いに自分でも苦笑。
Y・Wを連れてまずは文具屋へ、それからアピタの本屋にいる間に俺は千円カットを済ませようかと思ったのだが、休日の昼近くとあって既に店の外まで行列ができている。断念して一緒に立ち読み、Yが買いたいという問題集と一緒に「逆ソクラテス」をプレゼント。子どもが主人公とはいえ決して子供向けの本とは言えないが、それでも10代のうちに読んでおく価値があると思う。次にゲオでYが借りたいDVD「想い想われ振り振られ」とかいう、奴にしては珍しい恋愛もの、と俺が漫画、グラゼニの凡田夏之助中学時代編とヒストリエ(どかっと借りたかったんだけど2巻が貸し出し中で1巻のみ)を借りる。
最後に近所のピアゴで夕食材を購入、の際に昼飯も自分たちで選ぶかと聞いたらYは選ぶと言いWは車に残るという。かくしてYと二人でスーパーを廻ることになったのだが、これは奴が幼稚園の時以来かも。Yも中学時代は友人の目を気にして車に残ることが多かったが、今は親と一緒でも特に意識しなくなったのか。反抗期もこれといってないまま、「親が恥ずかしい」という一番厄介な時期をあっさり乗り越えるなんて、そりゃ嬉しいが何だか調子はずれな気分。
A子とIが昼過ぎに帰ってきて、午後から雨は一段と激しくなる。俺は夕方からトレーニング室内版、A子はIを今度はプールに連れて行って、子ども会の会合へ。今晩はそのままF市実家へ行って義母の介護のため泊まるという。これからは子どもを連れずに単身の帰省が多くなりそうだ。俺は叉焼を作った後Iの迎えに行き(大雨の中の運転は神経が磨り減る)、戻って夕食のラーメン作り。家系ラーメンで具はほうれん草・もやし・ヒレとロースの叉焼2種。
4人でテレビを見ながら夕食。Yがチェンソーマンや呪術廻戦といったおどろおどろしい漫画・アニメばかり興味を持つのでちょっと心配していたが、これは年相応(?)の恋愛ド直球もの。しかしこんな内容を「パパと一緒に見たい」という精神性はどうなんだろう。いやもちろん嬉しいよ。焼酎水割りのお替りを作りに中座しても、戻ってくるとその間の内容を丁寧に説明してくれる。こないだのアベンジャーズもそうだったが、自分の趣味を共有したいという気持ちがやけに強いようだ。これまでは喜んで一緒に見ていたが、さすがに恋愛ものはこちらが気恥ずかしくなる。