Iが足のねん挫でしばらくA子の送迎登下校となるので、俺は一人普段より早めに出勤。とは言っても、急いで行ってしなければならないことがあるわけでもない。まだ新年度のスタートに緊張しているのだろう。授業が始まるまでは特別日課が続き、その日一日のスケジュールを詳細に説明したプリントを配り朝打ちで確認する毎日だ。今日は英・数の学力テストと時間割作成の続き。昨日に続いて他学年にテスト監督を依頼。
やる事と役割を差配するのが俺の仕事なので、動き出してしまえばそれほど忙しくはない。それでも各クラスを廻って時間割作成と購入教科書の確認ができているか様子をうかがう。正直この一年間、教室配置さえ満足に覚えてこなかったが、主任になってクラス割り振りや巡回を続ける身になると、嫌でも覚えさせられる。結局、特定の授業に人が集まりすぎて、明日再調整の必要がでてきた。
相変わらず保護者から問い合わせや要請、苦情の電話も多い。ネグレクトのような家庭もある一方で、子どもへの学校の扱いが気になって仕方ない家庭もあるようだ。どちらにせよ両極端なのがこの学校らしい。午後は上級生の教科書購入を手伝う。去年は無軌道なふるまいばかりに思えた生徒たちも、こうしてみると学校のルールをよく理解して動いている。さすが上級生だ。
定時を少し超えたところでお先に失礼させてもらう。車に乗り込むと、それまで抑えられていた気疲れがどっと出てくる。買い物をして帰り、今晩は俺が夕食準備。いい気分転換だ。今晩は総菜屋のハムカツを使ったカツ丼とブロッコリーのサラダ。手抜きだが美味しくできたと思う。子ども達は新しいクラス環境も楽しく受け止めていて、学校が嫌だった俺の子供時代と比べても逞しいと感じるよ。