今日もせっつかれながら朝の準備をするI、その割に全然急ぐそぶりを見せないのでつい「なに人ごとだと思ってんだ、自分のことは自分で解決しようとしろ」と怒ってしまう。Iは驚いたように急ぎ始めるが、俺のいなくなったところで「今日は朝から頭が痛くて…」と愚痴をこぼしたらしい。怒られると何かにつけ言い訳をする奴だ。言い訳と決めつけてもいけないのだが。
今日のIは参観会で環境問題についてグループ発表をするという。たとえ具合が悪くても大役を任されているのにポッと休んでしまうのはグループの仲間に申し訳ないだろう、どうしても調子悪ければ発表後に早退してもいいから行け、と説得して登校させる。そもそも起きてきたときに何も主張しなかったから大したことはないのだろう。
学校での授業は二つともテスト直近の復習ワーク答え合わせなので、講義するエネルギーも使わず楽だ。また俺が壇上で延々喋っている時よりずっとしっかり取り組んでいるというのが複雑な気持ち。いっそ作業的ワークと答え合わせだけの授業にしてしまえば、俺も楽だし生徒も退屈を感じなくて良いのかも。しかしそれなら教員はいらず、ただ真面目に取り組んでいるか監視する者がいれば済むことになる。
放課後は通級指導の研修会。今年度になってやたらこのテーマの研修が持たれるが、要は特別支援教育のあり方を皆で考えると言った感じか。そういう配慮が必要な生徒を受け入れねばならない学校だというのは分かるが、通常の業務を担ったうえで+アルファの任務となるのだろうか。これだけ専門性の高い仕事が加わるのなら、教員の定数も増やしてもらわねば。って今の暇を持て余している俺が言えるセリフではないわな。
定時に帰宅して夕食準備。A子が買っておいてくれた総菜カツを使ってカツ丼、タコとトマト胡瓜のサラダ、A子が用意したキノコの澄まし汁。今日は5人揃って夕食とすることができた。Iが発表したという内容を食事の席で披露してもらうが、声が小さくてなかなか聞き取れない。本番ではとても堂々とできたという事だが、どうも家では(というか俺の前では)自信のない振る舞いが目立つようだ。叱りすぎたとは思わないが、奴には高圧的な物言いが過ぎると感じているのかもしれない。