夜明けが早くなっているので、久々にベランダに出て洗濯物を干す。身を切るような冷たさ。今日はいい天気だが、底冷えのするような寒さだ。かじかんだ手に頻繁に息を吹きかけていないと、ハンガーにかける動作もぎこちなくなってくる。それでも時間的には余裕を持って終えることができた。

 

授業もあとすこし、と指折り数える思いでこなしている。珍しく自習監督を頼まれ、勤務時間終了間際の8限に該当教室に行くと、前半の自習監督をしていたM田先生が、複数生徒と教卓の周りで談笑しながらプリントを解かせている。こういう風景は俺の受け持ち授業ではついぞない状況だ。交代し、新たなプリントを分け、黙って取り組ませる。俺は持ち込んだ文庫本を読んでいる。前回と違いしんと静まり返った教室。皆声もなく真面目に取り組んでいる。俺の方から関係性を遮断するオーラを発しているのだろう。

 

自習監督を終えて職員室に戻ると既に勤務時間を廻っている。部活はもう終っているだろう。このところ生徒指導に忙しいH瀬先生に代わって見に行くことはできなかったが、今日は仕方ない。学校を出てM乃先生宅へ向かう。Y・Wを乗せて帰宅。Yが音楽の授業でまた「皆に紹介する曲」を決めねばならないというので、いろいろ推薦する。上々颱風、サニーデイサービス、ニューエストモデルなど。いくらなんでも古いか、しかしCDの音は古さを感じさせないなあ。

 

帰宅して夕食はA子用意の鶏肉トマト煮、胡瓜のコールスローサラダ、チーズバゲット。.ワインが進む。Iは今日もミニバス練習、しばらく日曜は大会が続くようだ。作り終えたA子が慌ただしく「今日は体育館の鍵当番だから遅くなる」と言い置いて迎えに出ていくのを見送る。今日は結局一日中とびきり寒かった。体育館で練習終わりを見守るのは、さぞ辛いだろう。