7月とは一転して酷暑の日が続く。洗濯物などものの1時間で乾いてしまいそうだ。朝は目玉焼き、子どもたちにワンタンスープの残り、俺たちはもやしと油揚げの味噌汁。俺の誕生日ということで、今晩は上二人子ども達がカレーを作ってくれるそうだ。

 

お袋がこの日差しの中を歩いて杏林堂まで行こうとするので、呼び止めて車で送って行く。まだ世話になるのに抵抗があるのだろうが、自分で無理して具合を悪くされた方がずっと手がかかるのを分かっているのだろうか。車で送ると今度は一転して入口の近くで降りたがり、乗る時は「ここで待ってるから車持ってきて」と言いたい放題である。とにかく自分の思い通りにしたいという我欲を強く感じてつきあう方もストレスを感じる。

 

今読み返している漫画は「三つ目がとおる」、言わずと知れた手塚漫画の名作だ。しかし改めてキャラクター設定の妙に感じいる。即映画化できるような迫力ある場面設定も素晴らしい。特にホタルやカニといった意外な小動物に襲われるシーンが、映像化された作品をみてみたいという気にさせる。ただ各ストーリーの土台となっている古代史はあまりにもトンデモだなあ…。

 

YとWの力作カレー、なんとルーを使わずに作ったバターチキンカレーだ。見た目はビニータの本格カレーそっくりで恐れ入る。トマトとヨーグルトの酸味が利いていて夏向きにさっぱりと食べられる。ルーを使っていない分コクが足りないが、ご飯でなく味のついたナンと一緒に食べれば、より満足度が上がったことだろう。何にせよ俺でさえ作ったことのない「ルーに頼らないカレー」、ご馳走さまでした。

 

その後31のアイスで誕生会、ソファに移行してワインを飲んでいたらうたた寝してしまったようだ。目覚めると母子は既におらず、テーブルの上にメッセージカード。子どもたちそれぞれが「誕生日おめでとう」「いつもありがとう」「ごはん美味しいよ」と言葉を連ねてくれている。俺は幸せ者だ。56歳の誕生日。