コロナ自粛で自宅生活がすっかり馴染んでしまった身には、1週間のフル勤務はきつかった。と言っても、部活も課外もない、ただ授業をこなすだけの、これまでの教員人生では信じられないほどの軽い業務で済んでいるのだけどね。いずれは分掌の仕事を中心に様々な役割が求められてくるのは当然だろうが、とりあえず部活のことを考えなくて良い気楽さは特筆ものだ。この週末も丸々自分の時間として使える幸せ…。

 

しかし、週末を幸せに感じるためには、家族の人間関係が良好であることが鉄則だ。今朝ベランダで洗濯物を干していると、どこかで目覚ましのベルが鳴り始める。慌てて干す作業を中断して発信源を探すが、結局階下まで降りてキッチンの時計を止めねばならなかった。その時点で俺はA子が弁当作りの必要上平日朝に毎日かけていたのを週末オフし忘れたのだと思い込んだかもしれない。その後7時過ぎに起きてきたA子にいきなり「目覚まし鳴らすなら寝室に持って行って」と喰ってかかってしまった。当然彼女は「何のこと?」と問うし、判明しても「子どもがスイッチ押しちゃってセットされたんでしょう」と歯牙にかけない。それより「なんでそんなに怒るの?」とこちらの態度をなじられてしまった。

 

その後件の目覚ましを持ってきて「ほらここがスイッチで、ここにずらすとセットされちゃう…」と説明し始めたのを遮って「それは俺が知らなくてもいいだろう」と言ってしまったのもまずかった。俺は鳴っているのを止められないわけじゃない、鳴らないように気をつけてほしいといっているのだから当然なのだが、それも冷たく一方的だと彼女の機嫌を損ねるダメ押しとなって、その後ずいぶん気を遣って過ごすことになった。やはり彼女に感情的な態度を示すことは、絶対的にNGだと改めて思い知った。怒らなくても伝える方法はいくらでもあると、これまで散々学習してきたのに。その後A子が子どもたちを連れていろいろ買い物に出かけてくれて助かった。

 

午後に二人でステイホーム期間恒例の運動をする頃にはすっかりわだかまりも解け(子ども達は漫画などに夢中で不参加、俺の分の「グラゼニ」続きも借りてきてくれた)、気分良く夕食準備に取り掛かることができた。今晩はエビフライとささみカツ、もやしと千切りキャベツのツナ土佐酢和え。揚げ物は外れなしで瞬く間に売れ切り、すっかり感謝されるまでにA子との仲が回復出来て何より。

 

先週の関ジャム「中島みゆきの失恋ソング特集」を皆で見て盛り上がる。企画プレゼンターの鬼龍院が、究極の失恋ソングとして「化粧」を挙げていたのはいいが、歌詞の紹介をAメロの途中「~せめて今夜だけでも綺麗でありたい」で切り、そのままサビの「馬鹿だね~馬鹿だね~」に移ってしまったのは残念。本当はその間にAメロ繰り返しで、なぜ化粧をしなければならないか、なぜ急いで帰ろうとしているのかが歌われているのに…。しかし中島みゆきの歌しかも失恋女性の心情を俺があまり熱く語りすぎるのも、子どもたちに引かれてしまうと思い自重する。