Yの学検得点を聞いてみると、「厳しめに採点して192点」とのこと。これまでの学調では200点を割ることがなかったのに、やはり緊張したのか。しかし今日は大事な面接日でもある。不安そうな顔のYに「大丈夫、それだけとれていればまず安全だよ」と言って出勤。今日も朝から交通整理だ。
昨日は学校から離れた交差点に係の先生が何人も集まってきたので、先に交通整理をしていた俺が譲って駐車場の方に廻ったのだが、今日はいつまで経っても本来の交通指導員のおじさん以外は誰も来ない(そのおじさんに「先生、手つきがいいね。上手いもんだ」と交通整理の手際の良さを誉められた)。受付開始時間が迫って学校へ戻ってみると、他のメンバー3人はすべて体育科で、正門前で仲良くおしゃべりをしていた。ま、仲間内だけで過ごしたい気持ちは分かるが、プロ意識の低いことだ。
今日も補助的な仕事だけで後はほとんど待機。体育館に集められた受験生たちが少しずつ面接に移動していくので、間隔を開けて残った椅子の片付けとシートの撤去。ここも中心は体育科で、指示するでもなくどんどん自分たちで動いていく。慣れない俺がシートを「ちょっと皺になっちゃった」と抱えて持っていくと、受け取った1年主任のTさんがあからさまに失笑して「そこに置いといて」と面倒そうに言い放つ。人を見下す機会を逃さない性格だなあ。朝の交通整理といい、今の体育課メンバーの独善ぶりが鼻につく。
昼に午後まで残って適応力検査を受けるE科志望の受験生たちに諸注意をして、俺の面接業務は終了。面接官をしなかったのは初任に近かったM崎高以来か。また長い待ち時間を経て、14時半より採点。主任のG藤さんの割り振りで、地理的内容の論述問題を担当。もう教員になってこれだけ長く経験を積んでいるのに、相変わらず採点では自分で決めた基準が途中でずれてきてしまって、後で修正が必要となってしまう。どうして慣れないんだろう。
1審をわずかに残し、定時に帰宅。今日はA子が夕食準備するというのでまっすぐ帰る。Yに自己採点をもう少し丁寧に現実的に考えてやり直すよう言うと、不安げながら「英語の長文と、数学の証明問題は部分点はあると思う」と多少の加点の可能性を示し、合わせてギリギリ200点には達するようだ。これでボーダーくらいかな…。Yに正直にそう言うと、涙を浮かべながら「うん、しょうがないね」と受け入れていた。受からせてあげたいけど、こればかりはどうにもならない。
夕食は刺身、肉団子入り湯豆腐。久々に2階でテレビを見ながらの夕食となった。Yが表面上明るく振る舞っていても、階下に降りてA子と二人になると、泣きべそをかいていると、A子は本気で心配している。我々が動揺しても始まらない。どんな結果でも彼女が受け入れて前に進んでいくしかないのだ。