部活もなくなり、丸々フリーの週末となった。入試直前ということでYの塾は続くらしいが、今後人の集まる企画や運営には世間の批判が強まっていきそう。感染拡大を懸念してというより、「俺たちも我慢しているのにずるい」といった横並びに引きずり降ろそうという日本人特有の同調圧力が高まるのでは。それにしても「大人しく家に居なさい」と言われた子どもたちが、はいそうですかと従うのかね…。
まあ批判は簡単だ。俺が首相の立場で決断を迫られたら、どう対処するだろう。一国のリーダーとしてすさまじいプレッシャーの下で苦渋の決断をしているのは理解する。ただ今回のウィルスがどの程度恐ろしいものなのかの啓蒙が不十分で、それが世間一般との危機感に対する温度差になっているような気がしてならない。何か詳しく報道できない理由があるのだろうか、ネットで喧伝されている「中国で開発中だったバイオ兵器の流出」とか。事実は小説より奇なり、を地で行っている。
ゆっくり起きて洗濯を二度。朝食はA子が用意してくれ、クロワッサンサンド・スクランブルエッグの昨日のミートソース乗せ・チキンサラダ余りと豪勢。5人揃っての朝食も久しぶりだ。Yは受験勉強、WとIは「走ってくる」と言って近所のSヶ脇公園まで行ってしまった。Iはまだギプスをはめているのに…。俺は怠惰にベッドで録画番組視聴。溜まりに溜まっているので、俺個人としては何週間自宅待機でも全く退屈しない。過去の蔵書や漫画も屋根裏に山とあるし。
昼は子どもたちにお好み焼きを焼いていやる。途中買い物に行っているA子から、お袋に頼まれたとかで「(いつも行っている)ピアゴでトイペが売り切れなので、杏林堂へ廻るね」との電話が入る。Yが受けていたのだが俺は丁度お好み焼きに手を取られていたのでつい「いちいち報告しなくても」と呟いてしまう。これが彼女の怒りを買ったようだ。帰ってきたA子から怖い形相で「ちょっといい?」と手招きされ、車中へ連れ込まれて説教を受ける。曰く「あなたのお母さんのために遠回りしているのに感謝がない」「年末に帰りが遅かったら外出ばっかりしていると怒ったじゃない」「だいたい普段から言い方が冷たい」等々、日ごろから溜まっていたのだろう鬱憤をここぞとばかりに浴びせられる。
ぐうの音も出ず、しばらく顔を合わせないよう2階の寝室に籠る。ほとぼりが冷めたかなと16時近くになって出てきて夕食作り。A子も言いすぎたぎたと思ったのか、打って変わって優しい口調。まあたまには吐き出すことも必要かも。夕食はA子に買ってきてもらった鶏むね肉でチキンカツ、菜花のお浸し、ほうれん草と人参の澄まし汁。カツはトマトソースとチーズを添える。美味しい美味しいと子どもたちに好評。ま、揚げ物は外れなしだね。