もう何度も書いているが、予定がなくてゆっくり過ごせる朝が一番幸せ。しかしIはミニバス練習の迎えが来てしまうと、朝からA子に叱られながらバタバタ準備をしている。それでもミニバスを続けたいのだから、よほど好きなのだろうね。洗濯機を二回廻し、ずらっと庭に干す。しかし今日はあいにく曇り空で、風はなく台の転倒は心配なさそうだが、一日干しておいても乾くかどうか。

 

A子が作ってくれたハムトーストで朝食。その後A子とW、ミニバスから戻ってきたIは延々お菓子作り。途中鍋焼きうどん(アルミ容器で火にかけるだけ)の昼食を俺が用意してやり、夕方にそれぞれの友達の家に配りに行くまで没頭していた。いつの間にかバレンタインデーというのは、近々の週末に友達同士で手作りお菓子を交換し合うイベントになったようだ。その証拠に、向かいの男子兄弟からも(恐らく母親が作ったのだろう)チョコ菓子をもらって喜んでいた。これはこれで平和なことか。

 

チョコをもらえる・もらえないで煩悶したり、義理チョコを配る無意味さを嘆いたりするより、性差なくお互いに友達同士で交換し合う今のスタイルの方が健康的だし、余計な気を廻す必要もない。何より「くだらない」と切って捨てるよりきちんと参加することで経済効果に寄与している。まあ何事も面倒がっていた小中時代の俺にはとても無理なイベントだったろうが。Yはほぼ部屋に籠って受験勉強…と思っていたら、つい「ヒロアカ」を読みふけってしまったと自己反省していた。お菓子配りは同行していった。

 

今の俺はお菓子こそ作らないが、家族のための料理が何よりの生きがいとなっている。今晩はめかぶ・長芋で増量した鉄火丼、焼き塩サバ、蓮根のきんぴら、大人だけ冷奴。おかずを作りすぎてしまったか、サバは半分以上残されてしまった。きんぴらは先に作って、つまみながらビール~日本酒と飲みながらの晩飯準備。この時間が至福なんだよなあ。食事は週末もすっかり階下のリビングが定着し、テレビを見たいというIの不平もなくなった。

 

食事を終えまったりしていた21時近くなって、突然玄関のチャイムが響き渡る。Iの友達が友チョコを渡しに来たらしい。手作りに今までかかったのだろうが、送迎に付き合わされる父親が気の毒だ、とすっかり酔っぱらった頭でぼんやり思う。