朝自然に目覚めるともう5時半。急がなくていいというのは素晴らしい。更に寝直して、6時過ぎに起床、すっかり明るくなった中を洗濯物干し。朝食は昨日の残りのお握りに残りの味噌汁をいただく。母子はハムチーズトースト、Iはミニバス練習へ、Yは午前は家にRこちゃんを招いて勉強会。A子は合唱伴奏に出かけて行った。

 

俺はYから勧められた住野よる「また同じ夢を見ていた」を読了。中高生に大変人気のある作者らしいが、全く予想通りの展開で「ご都合主義」の感想が頭から離れない。Yはかなりの読書センスを持っていると思ったが、これがそんなにいいのかね…。Rこちゃんが帰った後、Yにインスタントラーメンを作ってやり、塾へ送る。あまりマイナスな感想は伝えられず、「まあまあ面白かったよ」と報告、嬉しそう。

 

帰ったA子・IはWと三人でお持たせの天ぷら類とご飯で本格的昼食。洗濯物を取り込み、台所を片付け、Yを迎えに行った後で改めて皆でSSのTOHOシネマズへ。お目当ては「アナと雪の女王2」。土曜だし話題作が封切されたばかりだし相当混んでいると覚悟していたが、ロビーは閑散としていて拍子抜け。場内に入っても観客は2割程度か。まあ空いていた方が嬉しいのだが。

 

さてその映画、映像は確かに素晴らしく大迫力だった。音楽もそれなりに盛り上がる良い曲だったと思う。しかし、しかし肝心のストーリーは…正直疑問符だらけ。以降はネタバレしまくり注意。

 

1ではエルサの不思議な力に両親とも戸惑っていたんじゃないのか。母親の血がそうさせていたのなら、なぜ(第1話で)国内のトロールに宣託を求めたのか。母親が北の民族出身で、エルサが第5の精霊となる力を備えているのなら、なぜ北の海は両親を拒んだのか。4つの精霊はエルサを呼びたいのか反発するのかどっちなのか。そしてなぜエルサは凍ってしまったのか。これもダムの呪い?ジャイアントアースの投げる石程度で簡単に崩れるのに、大地と水と火と風を動かす精霊の力で、なぜダムを壊さなかったのか。アナたちの祖父が諸悪の根源ということにしてしまって、今後の国の統治に支障はないのか。そもそも祖父が裏切った理由は北の民族が「魔法が使える」という理由だけなのか、浅はかすぎないか。なぜ母親だけが父を救い出せたのか、軍と北の民族は34年間戦い続けていた割に双方被害が少なそうだが、子供の喧嘩レベルなのか。母親は城で暮らす間、残してきた家族や他の仲間が気にならなかったのか。他にも分からないところだらけ、あまりにも1の設定とつながらず、後出しで付け加えた感が半端ない。

 

きっと丁寧に見ていけば、筋が通るような話の運びになっているのだろうが、俺程度の理解力の者が普通に鑑賞して疑問だらけになることは、もう失敗作だと言わざるを得ない。子どもたちには「迫力あったね~」と話を合わせたけど。

 

帰り途中に来来亭で夕食。凄く混んでいてびっくり。でも車中で待っていて番が来たら呼びに来てくれるというのは嬉しいサービスだ。叉焼麺と炒飯・餃子の「がっつりセット」を俺、叉焼麺単品をA子、Yが味玉ラーメン、WとIは普通のラーメン。炒飯・餃子はみんなでシェア。俺だけ生大。生大が940円というのは高いなあ。我慢して家で飲めばよかったと反省。