予報では今日は薄曇りで、余裕で体育大会ができると信じ込んでいたが、夜間にかなり降ったようでグランドは整備のし直し、今にも降りそうな厚い雲は登校後も続いている。おまけに台風が近海を通る影響か強い風が吹き続けてテントをあおっていて、いかにも荒れ模様の天候。結局整備をし直し、生徒のグランド集合を30分遅らせて開会式となった。明日は雨確定のようだし、来週に移ってしまうとせっかくのヘンドン生との交流もできなくなってしまう。何とか今日決行するのが正解だろう。

 

と偉そうに分析しているが、体育大会で俺の役割はほとんど無し。朝の打ち合わせでは駐車場整理・校舎巡回の分担を確認するのみ。競技が始まっても職員室のベランダから眺める程度。副担を受け持っているクラスへ行っても、担任を差し置いて士気を上げるような声かけは憚られる。まあ担任をしている間も生徒との交流はそれほどなかったわけだが。しかし若い先生方がテキパキ忙しそうに仕事をしている脇で暇そうに観戦しているだけというのはきまり悪いものだ。

 

昼休みに雨が降り出し、さらに開始が1時間遅らせられる。幸いこの雨は一時的なものだったようですぐに上がったが、今にも降り出しそうな空は変わらない。午後一発目の部活対抗リレーに、3年職員がそろって参加。俺はアンカーを任され、痛む足を引きずって何とか走り抜けた。その後ヘンドン・ムンド校との綱引きマッチ、これは2試合ともあっさり若い力の前に惨敗。急いで駐車場整理に向かうも、もう帰途につく保護者がふえてきたと増えてきたということでお役御免。

 

100m走決勝でWさんが司会をするというので何をするのかと聞いていると、水泳大会でのI藤先生のMCをまねた派手な選手紹介。これには生徒も保護者も大喜び。さすが目の付け所が違う。本人は「もっと派手にBGMを鳴らしてほしかった」と演出に不満げだったが。特に頼まれていないからと傍観を決め込んでいる俺に比べ、積極的な大会参加の姿勢は本当に素晴らしいと思う。

 

色別対抗リレーまで順調に進んだところで雨が強くなってきたので、閉会式は総合得点を読み上げるだけの簡略化したもの、クラスごとの記念写真は教室で行うことに。副担とはいえ我がクラスは色別総合で堂々の1位、生徒たちは誇らしそうだ。一本指を高々と上げた全体写真に、同じポーズを取らされて加わる。放課後は早めに帰宅。

 

A子はピアノ指導が忙しそうなので、夕食準備を引き受ける。肉巻き野菜の炒め煮と雲吞スープ、冷奴。今日もアルコールは我慢、明日はA子の誕生会を兼ねてしゃぶしゃぶ屋で晩餐会だというし、来週木曜には人間ドックも控えている。飲まずに我慢できる日は我慢しておこう。今晩のスピッツBGMはオリジナル2枚目の「名前をつけてやる」。久々に通して聞いたが、名曲ぞろいに改めて驚かされる。特に最後の「魔女旅に出る」の盛り上がりには感動。Yは俺の歌詞解釈(彼女に毒薬を渡して死んでいく様を見つめている歌じゃないか、というもの)に感動しているようだが、なに適当に自由に解釈すればいいんだよ、それが面白いんじゃないか。