部活前にカモメ亭でも行こうと思っていたのだが、A子が自ら起きてきて「何か用意しようか?」と聞くので、「昨日の残りのキノコ餡掛け丼もらうよ」と自ら残り物で朝食を済ませる。外食で済ませると言っても別に反対はしないだろうが、何故かA子に大っぴらに公言するのははばかられる。彼女が外食好きで、なかなか機会がないことを嘆いているのを知っているせいか。
部活は8時半開始になったのを朝知り、いつもよりのんびり出発。しかし今日は11時半に車の定期点検を頼んである。間に合うように終わればよいのだが。メニューも開始時間もWさんの独断なので、こちらはそれに従うのみだ。幸いダッシュ中心のメニューで10時45分に終わることができた。それにしても今日は風もなく雲一つない晴天。水温も25度と快適な限りだ。
昼が近づくと残暑の日差しが強くなる。ディーラーの空調の効いた室内で1時間のんびり過ごし、買い物をして帰宅。Iがふるさと学級から帰ってくるので久々にフライを揚げて喜ばせようと、エビやブロック肉を買い込む。家につくとA子が具合悪そうにソファにもたれている。台所を片付け、金魚の水替えをし、洗濯物を取り込んでいると「もうIの迎えに行かなくちゃ」と急かされる。確かに一緒に行くことを了承してはいたが、こっちは帰ってずっと家事をしているのだから、せめて5分前くらいに予告してもらいたい。
その不満があったのでわざとタオルをたたみ終えるまで作業を続けて(と言ってもほんの1分ほど)から外に出ると、A子は車の外で苛立たし気に待っていて「もう間に合わない、I待たせちゃって可哀想だな」と呟いている。これで遅刻するのなら、さっきあなたが俺に声かけた時もう時間オーバーだったことになるよ、と言いたいが、相手をへこませても何の得にもならないと学習しているので黙って駅まで車を走らせる。当然正面ロータリーへ向かおうとすると「それなら私が一人で行けた、ロータリーが迎えの車で混み合うだろうからあなたに来てもらって、私が迎えに行く間裏の歩行者トンネル口で待っていてもらおうと思ったのに」と言い出す。じゃあそう事前に説明しておけよ!!!と言いたいがこれも彼女の脳内では伝えたことになっているらしいので、黙って裏口に車を廻す。
解散してしばらく経過していたようで、Iは駅の柱に寄りかかって待っていたという。絶対にソファに寝ていたA子が動き出した時点で遅刻確定だった。それを俺のせいにするかのように「来るのが遅くなっちゃって、待たせてごめんね~」とIに言い聞かせているのが腹が立つ。いつだって行動がギリギリで、常に俺は待たされている側なのだが。まあとにかくIが無事に帰ってきて良かった。聞くと他学校の友達もたくさんできたという。3人の中では一番人見知りと思っていたが、なかなかやるじゃないか。
帰るとA子は頭が痛いと言って寝てしまった。Yの塾送迎は私がやるからと再三言うので、先に風呂に入り発泡酒を空けてから夕食準備。約束通りA子は具合悪そうに起き出して、アピタへ遊びに行っているYを塾へ、塾の終わる時間には家へと迎えに行ってくれた。しかしそれで自分の役目は終えたとばかり布団に横たわってしまい、夕食準備はすべて俺が引き受ける。ま、これも趣味の領域だし却って手を出されるよりいいか。
夕食はエビフライ、一口カツとブロッコリー・アボカドのサラダ、もやしとベーコンのスープ。寝ていたA子も起き出して美味しいと食べてくれたので満足。エビフライは20本作ったのだが瞬時に売り切れ、カツも数枚を残すのみの売れ行きだった。しかしスープはほとんど残り、明日俺が消費することになりそう。早めにテレビを終えて勉強に移りたいYと、いつまでも見ていたいIのせめぎ合いが続く。俺としてはYが一人降りて勉強に向かえばいいと思うのだが、皆でテレビを見る時間は共有したいらしい。そんなことを言っていたら録画番組が溜まる一方なのだが、家族一緒に過ごしたい気持ちが高いのは嬉しいね。